モリッシー、スミスのロック殿堂入りを拒む

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来年、USAでロックの殿堂入りを果たすのではと噂されているザ・スミスだが、元フロントマンのモリッシーはすでにセレモニーには出席しないと明言しているそうだ。モリッシーは、元バンド・メイトと同じステージに立つのが我慢ならないといわれている。

モリッシーとギタリストのジョニー・マーは'96年、印税をめぐりドラマーのマイク・ジョイスから訴訟を起こされている。裁判所はジョイスの訴えを認め、彼に対し100万ポンド(約2億円)を支払うよう言い渡した。モリッシーはこの判決に大不満で、以来、元バンド・メイトと口を聞いていないといわれている。

モリッシーは以前、裁判についてこう話したことがある。「あの裁判はザ・スミスの歴史をわかりやすく要約していた。マイク、ひっきりなしに喋ってるが、何も意味を成さない。アンディ、自分の名前さえ覚えられない。ジョニー、みんなを喜ばせようとして結局誰も喜ばすことができない。そして、被告席でスポットライトを浴びたモリッシーは“よくも成功できたもんだ”“よくも先に進めるな”と攻撃され続ける。ザ・スミスは僕にとって美しいものだった。ジョニーが去り、そしてマイクがぶち壊した」

dotmusicによると、モリッシーはジョイスのことをいまでも許しておらず、一緒のステージに立つなど問題外だそうだ。関係者はこう話している。「モリッシーはジョイスのことを許しちゃいない。もし彼を(セレモニーへ出席するよう)説得するとしたら、ジョイスが欠席するしかない」

来年、ロックの殿堂入りするアーティストの正式な発表はまだなされていない。アメリカに限らず、本国UKでいつ殿堂入りや功労賞受賞があってもおかしくない彼ら。しかし、それが何であれ、4人のメンバーが揃うのは難しいようだ。

Ako Suzuki, London
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