W・ストライプス「もうツアーをしないとしても…」

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ドラムのメグ・ホワイトが急性不安発作を病み、年内のツアー全てをキャンセルしたホワイト・ストライプス。ツアー休止はいつまで続くのか問われたジャック・ホワイトは「全てはメグ次第」だとしながらも、この先ツアーを行なわない可能性についても言及した。

ジャックは『Los Angeles Times』紙のインタヴューでこう話している。「(休みがいつまで続くか)わからない。いい質問だね。彼女(メグ)次第だよ……。(彼女は)元気なように見える。“Conquest”(ニュー・シングル)の制作にも意欲的だった。興味持つか疑問に思ってたけど、ものすごく関わってきたよ」

そして、ジャックはこの先ツアーを行なわないことになっても、バンドとしての活動は成り立つと続けている。「ほら、ビートルズがそうだっただろ。冗談だよ。でも、もしツアーをもうやらないとしても、俺にとっては大した問題じゃない……。クリエイティヴってものにはたくさんの側面がある。だから1つの要素が変わったって大したことじゃない。ある事柄が上手くいかない、害を及ぼしてるっていうなら、別の方法を考えればいいんだ。メグはいまそれをやってるんだと思う……。俺たち、自分たちの最適の居場所を見つけるよ。自分たちの見せ場をな」

また、ツアーのキャンセルはファンにしてみればガッカリものだが、いくつものプロジェクトを抱えているジャックにしてみればもホッとした部分もあったそうだ。「俺の中の半分は、よかったって思ってる。いま3枚のアルバムを制作中だからさ。それに割く時間がなかったんだ。ツアーのために、やりたいことができないかもしれないって心配してたんだ」

この感じだと、ツアーの再開はすぐに実現するものではないかもしれないが、だからといってホワイト・ストライプスの活動が完全に休止したわけではない。メグも大いに関わったというベックとのコラボ「It's My Fault For Being」「Honey, We Can't Afford To Look This Cheap」「Cash Grab Complications On The Matter」をB面に収録したニュー・シングル「Conquest」が間もなくリリースされる。

Ako Suzuki, London
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