多和田えみ、『∞infinity∞』大特集インタビュー

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【多和田えみ 日向の匂いがする『∞infinity∞』でデビュー特集 INTERVIEW編】

3月某日、東京は冷たい雨、天気予報も1日中傘マーク。ところが多和田えみの取材が始まる直前、突然、太陽が現れた。そのことを伝えると、“確かにライヴの日は晴れか雪ですね。晴れ女かもしれないし雪女かもしれない”と屈託のない笑顔で答えてくれた彼女。その笑顔は“太陽の申し子”と思うほど明るくて温かくて包容力のあるオーラを発していた。それは彼女の歌にも通ずるものであるってことを4月23日に発売されるデビュー作『∞infinity∞』を聴いて確かめてほしい。そして是非とも味わってほしい、彼女の歌声に包まれる時の、何とも言えない幸福感を。

──そうなんだ…と、その前に。2007年4月、MSN/EMI ARTIST主催のオーディションに出場し決勝大会で審査員特別賞“NYLON賞”を受賞したことにも触れておかないと。

多和田:たまたま沖縄でのライヴのサポートしてくださってた音楽学校の校長先生に勧められて初めて出たオーディションで運良くいただきました。もうスゴく嬉しかった!!(笑)で、その後、いろんな出会いがあってメジャー・デビューが決まった感じですね。

──改めておめでとうございます! 早速、デビュー作品であるミニ・アルバム『∞infinity∞』聴きました。スッゴい良い声ですよね、日本人離れしてる声っていうか。広がりがあって深くて温かい声。全てのモノを包み込む感じもするし。

多和田:ありがとうございます(照れ笑)。昔は何を言ってるのかわからないくらいのかすれ声だったんですけど、中学校の時に声変わりして、それを機に出るようになったんですよ(笑)。

──女の子なのに声変わり!?(笑)

多和田:自分でも意外でした(笑)。

──そんなこともあるんだ。で、本作に収録されてる5曲は、ご自身の作品あり、カヴァーあり。こういう選曲になったのは?

多和田:私自身、音楽はジャンルという枠で括りきれないくらいのパワーを持っていると思っているんですね。そのパワーは無限大なものだと思うし。それで今回は敢えて色々なタイプの曲、自分の曲だけじゃなくて、大好きな風味堂さんの「ゆらゆら」のカヴァーも入れてみたりして。音楽の無限大のパワーを感じてもらえたら、と思ったんです。

──それで『∞infinity∞』(無限大)というタイトルなんですね。おっしゃる通り音楽の無限大のパワーも感じましたが、多和田さんの無限大の可能性も感じましたよ。

多和田:ホントですか? だったら嬉しいです。

──収録されてる「ネガイノソラ」はインディーズ・チャートで1位になった曲だし、多和田さんの“これまで”も見える選曲になってるのかな?と。

多和田:はい、「ネガイノソラ」は大事な思い出の曲ですからね。「CAN'T REACH」は一番最初に書いた曲でライヴでもずっと歌ってますし。「Music Box」は「CAN'T REACH」ができたわりとすぐ後にできたのかな…。今回、富田さんにアレンジしていただいて新しくもあり懐かしくもある斬新なサウンドに仕上がってとても気に入ってます。この曲では音に包まれる幸せな気持ちを歌っているんですけど、これから私自身、そういう大切な空間を作っていきたいし、そういう空間を大切にしながら歌っていきたいなと思って、ぜひとも収録したかったんですね。

──収録曲中、「Naturally」は書き下ろしで、上京後に書いた曲だとか。

多和田:上京前から作り始めてはいたんですけど、でき上がったのは上京後です。“トライしようと前向きに生きていても時々、落ち込むこともある。だけど、いつでも自然体で素直な気持ちでいることが大事”ってことを歌ってます。これは常々思っていることでもあって。誰の歌を聴いても、嘘のないモノに感動する自分がいるし、表現者として素直でいること、飾らないこと、自然体でいることが大事だなと思うから。じゃないと自分の中から出てくる感動や想いは伝わらない気がするんですよね。

──なるほど。本作ができ上がって、自分でどう思います?

多和田:この作品を作るにあたってお世話になったたくさんの方々の魂がこもった作品になったと思いますね。もちろん、私も魂を込めて歌ったし。リスナーの方にも想いが伝わる1枚になったんじゃないかなって思います。

──では最後に。これからアーティストとして目標にしてることは?

多和田:聴く人の感情に寄り添うような歌を歌っていきたいです。音楽を通して人と人とが通じ合える、そういうパワーが音楽にはあると思うから、たくさんの方々と音楽で繋がるのが夢ですね。同じ空間、同じ時間、同じ音楽に包まれながら、たくさんの方と音楽や空間をシェア(共有)したい。そういう空間を作っていけたらいいなと思います。

取材・文●増渕公子

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