21世紀に蘇った現代盤エルヴィス・プレスリー

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エルヴィス・プレスリーは1977年8月16日42歳の若さでこの世を去った。しかしながら没後30年が経つにもかかわらず、エルヴィスの全世界的な人気はいっこうに衰えず、2007年1年間でエルヴィスの住んでいた家「グレイスランド」には60万人ものファンが訪れたらしい。米ビジネス誌フォーブズによると、エルヴィスは06年を除いて8年間、ジョン・レノンを抑えて「亡くなったセレブの年間稼いだ金額」の1位を独走中とのこと。

そんなキング・オブ・ロックンロール、エルヴィス・プレスリーが、もし40年遅く生まれていたら? そう、つまり今のミュージックシーンのド真ん中にエルヴィスがいたら?

彼ならば、ダンス・ミュージックのメッカ、スペインのイビザでDJをやっていたかもしれない…。ね? それは、ちょっとリアリティのある妄想じゃない?

◆「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」試聴
https://www.barks.jp/listen/?id=1000021890

実は、そんなコンセプトを持ったエルヴィスのリミックス・フル・アルバムが5月21日に発売される。副題に「エルヴィス・プレスリーズ・ファースト・リミックス・アルバム」とあるように、公式リミックスという由緒正しきレア作品。全11曲がイタリアの有名なDJスパンコックスのリミックスによって蘇っている。スパンコックスはファットボーイ・スリムの「トゥ・ザ・クラブ」のリミックスを手掛け、日本のクラブで大ヒットを巻き起こしたDJで、既にイタリアのiTunesのダンス・チャートでは連続3ヶ月1位を獲得している話題作となっている。

2007年CGでつくられたエルヴィスが、アメリカの人気TV番組「アメリカン・アイドル」の特別チャリティー番組「アイドル・ギブズ・バック」でセリーヌ・ディオンとデュエットしたり、2009年ラスベガスに完成する巨大ホテル:MGMミラージュ・ホテルのこけら落としがシルク・ドゥ・ソレイユによるエルヴィス・プレスリーがモチーフになるなど、まだまだ話題が堪えないエルヴィス。

当アルバムの収録曲は「監獄ロック」「ハートブレイク・ホテル」「冷たくしないで」等エルヴィスのヒット曲も満載の必聴盤だ。
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