スティーヴン・タイラーがエアロスミスを脱退したとの報道が流れているが、バンド・メイトのジョー・ペリーもこれを否定せず、事実かどうかまだわからないものの、メンバーの間に深い溝があるのは間違いないようだ。

数日前までスペシャル・ギグ(アブダビ・グランプリ)のため一緒にいたにも関わらず、ジョー・ペリーは、スティーヴン・タイラーが「バンドを辞める」と言ったことをネットで知ったという。『Las Vegas Sun』紙にこう話している。「俺が知る限り、スティーヴンは辞めたんだな。このことについて俺は、君が知っている以上のことは知らない。2日前飛行機から降りて、ネットで知ったんだ。どれくらいなのか、永遠なのかわからない。それ以上のことは知らない」

しかしそもそも、スティーヴン・タイラーがバンドを辞めると話したという報道は誤って解釈、広まった可能性がある。『Classic Magazine』のインタヴューでソロ活動を始めたいと話したことが引き金となっているようだが、同マガジンは後に、スティーヴン・タイラーは決してバンドを辞めるとは言っていないと明記している。

どちらにせよ、ジョー・ペリーがそれをスティーヴン・タイラー本人に確認できないほどコミュニケーション不足の状態であるのは確かなようだ。スティーヴン・タイラーはジョー・ペリーからの電話に折り返ししてこないという(それは今回に限ったことではなく、ジョー・ペリーはもうあきらめているそうだ)。

現在のところスティーヴン・タイラー脱退報道に対し、スティーヴン・タイラーもバンド側も正式なコメントは発表していない。ジョー・ペリーの発言は、脱退を認めたというより、怒りに任せて発せられたものであってほしい。

Ako Suzuki, London