タイナカ サチ、新たなる一面を見せてくれる渾身の2作品「Voice~辿りつく場所~」「disillusion-2010-」リリース特集

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タイナカ サチ 樹海・愛未とのスペシャル・コラボ・インタビュー付き!

「Voice~辿りつく場所~」2010年1月20日発売劇場版『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』主題歌 「disillusion-2010-」2010年1月22日発売DVD/Blu-Ray『Fate/stay night TV reproduction』オープニングテーマ

デビューも同じタイミング。プライベートでも仲が良く、「ライヴでは何度もステージで一緒に唄う機会があった」というタイナカ サチと樹海の愛未。今回、『Fate/stay night TV reproduction』のDVD,Blu-Ray、IとIIのエンディングテーマとなっている楽曲で念願のコラボレーションが実現。2010年、シングルを連続リリースするタイナカ サチ、ベストアルバムをリリースする樹海。コラボ曲の話も含め、それぞれの作品や2010年について、ガールズ2人のスペシャル・インタビューをどうぞ。

タイナカ サチ×樹海・愛未 スペシャル・コラボ・インタビュー【前編】

――2人はもう旧知の仲なんですよね。

タイナカ サチ: 長いですねー。

愛未: プライベートでもいつもよくしゃべってます(笑)。

――今回は初のコラボですよ。タイナカさんのシングル「disillusion-2010-」のカップリングがタイナカサチfeat.樹海名義で「雲のかけら」、樹海のベストアルバム『Jyukai BEST~Stairway to the future~』では樹海feat.タイナカサチ名義で「With...」。

愛未: 共演は絶対にしたいと思っていたし、やっと叶ったなって感じでしたね。

タイナカ: 曲を一緒に作ったのが初めてというのが、今回自分たちでも意外なんですよ。

愛未: 今までやっててもおかしくなかったもんね?

タイナカ: そう。あれ? やってなかったっけ? って(笑)。改めて初めてなんだって。ライヴでは一緒に唄う機会はめっちゃあったし。音源になったのは初めてだけど。

――レコーディングはどんな順番で?

タイナカ: 先に「With...」をやって、そのあと「雲のかけら」ですね。「With...」は先に樹海で作業を進めてもらって、そこに私が乗っかる形で。「雲のかけら」は、せーので一緒にやる感じだったんですよ。録り方がぜんぜん違うんです。

――楽曲からもそんな空気が伝わりますね。距離間というか。

タイナカ: お互い、自分主導のフィーチャリングのテーマも違っていましたからね。

愛未: そうだよね。「With...」の方は歌詞もシンプルな感じで、言葉を聴いてもらうっていうことと、声を聴いてもらうことをメインにしたかった。2人で綺麗に重なって、美しいラインを作りたかったから、ユニゾンとか掛け合いのようなノリを出すより、丁寧にということで。

――ハーモニーな感じだもんね。

愛未: そうですね。そこを基調にしたのでこういう感じになった。サチちゃんにハモりとかつけてもらったんですけど、なんて贅沢なハモりなんだろうと。

タイナカ: もともと私はコーラス歌手にも興味があるくらい、コーラスが好きなんで、やらせてくださいって感じで楽しくハモりましたね。

――フィーチャリングだとアーティスト同士がぶつかることもあるけど、それがなく、一つの音楽として完成しているよね。

タイナカ: 必要なところにお互いの良いところを寄せ合ってる感じですよね。

愛未: 実はやってみて、“こうなるんや”ってわかったんですよ。やるまではぶつかるかと思ったんです。声質とか唄い方も違うから。でも、やってみたら合うんや!って、最終的にここにたどり着いたから、予想外なところが結構ありましたね。

――「雲のかけら」は?

タイナカ: 「With...」を受けてのフィーチャリングだったから、どうせなら違う雰囲気にしたいと思って。その中でのテーマは“ライヴで一緒に唄う”。

――わかるっ!

タイナカ: お客さんがいて、私たちもステージにいて、みんなが一つで、みんなが全力でライヴを盛り上げる。このままライヴに持ってって出来るように作っていったので、一緒に唄いましょうな感じが出ていると思います。いろいろ試して一番しっくりきたのが声を合わせて唄う感じ。

――こっちは2人感がすごく出ているもんね。

タイナカ: そう。ステージに2人で立って、お客さんと目を合わせながら唄う感じ。

愛未: レコーディングのときから、お客さんと一緒に唄っている絵が見えるような感じでしたからね。

タイナカ: 両方、カラオケとかで友達同士で唄ってほしいですよね。私たちもコラボだからこそ味わえる、相乗効果で盛り上がって行く感じを楽しめたので良かったなぁと思います。しかも私はいつも一人だから、掛け合いで“そうくるんや!”って盛り上がっていくのは面白いなって思いました。

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取材・文●大橋美貴子

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