ベン・ハーパー、「自分の人生の延長のような」アルバム登場

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ベン・ハーパーのアルバム『ギヴ・ティル・イッツ・ゴーン』が5月18日にリリースされた。通算10枚目、5年ぶりのソロ作となるスタジオ盤である。

ニュー・アルバムに対してベン・ハーパーはこう語る。「こんなに時間の経過を体感させる、年表みたいなレコードは今まで作ったことがないよ。1年半前から今日までの自分の人生の延長のような内容なんだ。全てのサウンドはここ1年半の自分の体験からインスパイアされて出来たもの。これほどに正直な音楽的声明はないよ」

ニュー・アルバムからの第1弾シングル「ロックンロール・イズ・フリー」は、進化し続ける世の中を“全く新しい角度から見ること”をメッセージとし、世の中の現状に挑戦状を送るような大胆な楽曲に仕上がったという。この曲は、2010年夏ベン・ハーパーが前座を務めたロンドンでのニール・ヤングのライブから刺激を受けて出来た楽曲でもある。ニール・ヤングの「Rockin' in the Free World」の衝撃的なパフォーマンスによって新曲の種を心に授かったベンは、ライブ終了後すぐさま自宅に戻り、「ロックンロール・イズ・フリー」を一気に書き上げたという。まさしくこの出来事こそが、彼の本アルバムにかける強い思いと迸るエネルギーを象徴している。

ソロ作としては2006年『Both Sides of the Gun』以来となる今作の大部分は、ロサンゼルスにあるジャクソン・ブラウンのスタジオにてレコーディングされた。ジャクソン・ブラウンは、切なさ満載のチューン「プレイ・ザット・アワ・ラヴ・シーズ・ザ・ドーン」に参加し、ベンと美しいハーモニーを奏でている。このアルバムにはこれ以外にも、ドラマーとして迎え入れ曲作りも共に行ったリンゴ・スターとの熱くサイケデリックな楽曲「スピリング・フェイス」、即興で出来たインストルメンタル曲「ゲット・ゼア・フロム・ヒア」の2曲が収録されていることにも注目だ。

『ギヴ・ティル・イッツ・ゴーン』
2011年5月18日発売
TOCP-71083 2,500円(税込)
※日本盤特典:ボーナス・トラック、歌詞対訳、解説付
1.ドント・ギヴ・アップ・オン・ミー・ナウ
2.アイ・ウィル・ノット・ビー・ブロークン
3.ロックンロール・イズ・フリー
4.フィール・ラヴ
5.クリアリー・シヴィアリー
6.スピリング・フェイス
7.ゲット・ゼア・フロム・ヒア
8.プレイ・ザット・アワ・ラヴ・シーズ・ザ・ドーン
9.ウェイティング・オン・ア・サイン
10.ダーティー・リトル・ラヴァー
11.ドゥ・イット・フォー・ユー、ドゥ・イット・フォー・アス
12.フィール・ラヴ(アコースティック)*日本盤ボーナス・トラック

◆ベン・ハーパー・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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