ドリカム、9年ぶりアメリカ・ツアーを完走

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10月10日(月・祝)ニューヨークのHighline Ballroomにて、DREAMS COME TRUEの9年ぶりのアメリカ・ツアー<DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2011, THE NIGHT WITH DREAMS COME TRUE in the USA>が幕を閉じた。オフィシャル・レポートが到着したのでお届けしよう。

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もう一つの<ワンダーランド>である<ドリカムの夕べ>の沖縄公演終了後、ドリカムはすぐにアメリカへ旅立った。

彼らにとって9年ぶりとなるアメリカツアー<DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2011, THE NIGHT WITH DREAMS COME TRUE in the USA>、 通称<ドリカムの夕べ in USA>を行なうのは、アメリカ大陸を横断しながら、日本でこの夏開催した<ワンダーランド>や、東北・北関東4県の被災地を回った<アコースティック・ミニライヴ>で日本のみんなから引き受けた愛をアメリカに届けるため。

そして、アメリカのみんなから引き受けたでっかい愛を日本に持ち帰るためだ。

アメリカは、世界各国から人々が集まってくる国。特に大都市になるほど言葉のボーダーラインが取り払われ、自由にコミュニティが生まれて力を発揮しているところ。

だから、もちろん我々日本人の言語・文化を快く受け入れる状況も十分にある。

そこに<ドリカムの夕べ>という、純粋に歌と音そのものを味わうシンプルなステージで、日本での「ワンダーランド」を再現することで、今現在のドリカムの音楽と愛をアメリカ大陸へ轟かせようという意志があったのではないだろうか。

その<ドリカムの夕べ in USA>は、10月1日(土)のロサンゼルスを皮切りに、10月3日(月)のアナハイム、10月5日(水)のシアトル、そしてアメリカ大陸を大横断し、10月9日(日)、10日(月・祝)のニューヨーク2公演で大盛況のうちに、北米4都市全5公演のツアーの幕を閉じた。

ニューヨークの会場である「Highline Ballroom」という場所は、マンハッタンの中でも特にオシャレなニューヨーカーで賑わうヒップなエリア。チェルシーとウエストヴィレッジに挟まれたハイラインにある収容人数750人という、小さなライヴハウス。

案の定、会場の外には開演の数時間前にもかかわらず幸運にもプレミアチケットを手に入れたファンの長蛇の列。場内は身動きひとつできないくらいの超満員。それでもファンは感激のまなざしを、まだ暗いステージに向けていた。

吉田美和、中村正人がステージに現れると割れんばかりの大歓声が沸き起こる。その期待にすべて応えるかのように、「その先へ」「何度でも」など力強いメッセージナンバーから、ドリカム王道のアッパーチューン「うれしい!たのしい!大好き!」、「決戦は金曜日」、そして「LOVE LOVE LOVE」「未来予想図Ⅱ」といった珠玉のラヴソングまでグレイテストヒッツのオンパレード。

ステージ上で展開されるその瞬間すべてに対して、オーディエンスの手が届きそうなほど間近に熱いリアクションが返される光景はライヴハウスならでは。普段はなかなか間近で見ることができないステージ上での細かなアクションの一つ一つをハッキリ目撃できたことが、ファンにとってはこの上ない幸せだったに違いない。日本においてドリカムがこの規模でライヴをすることは、まずあり得ないのだから。

そして、この北米ツアーでは日本語で歌うことにとても大きな意味があったことを吉田美和がステージ上で語った。

「3月11日に日本で震災が起きた時、ニューヨークにいるみんなも遠く離れた日本に対して、いろいろな思いを持ちながら日々を過ごしたんじゃないかなって思う。そんな中、<ワンダーランド>の大きなセットを全部は持って来られないけど、フルメンバーで、日本でやっている<ワンダーランド>の縮小版みたいなものをアメリカのみんなの前でやろうと思って。そして、ここでみんなの気持ちをいっぱい受け取って、日本に持って帰りたいと思っています。そして、みんなから受け取った気持ちを日本のみんなに伝えていければなって。だから今日は全曲日本語で歌うし、日本語でしゃべりまくるからね(笑)」

遠く離れたアメリカにも日本のことを心配してくれている人が数多くいる。ドリカムの二人は、今、自分たちにできることは、日本からアメリカにみんなの気持ちを持って来て、想いをつなげることだと確信したのだ。

そして、今度はアメリカで想ってくれている人たちの気持ちを抱えて日本へ帰りたい。そうするには、日本語で歌うことが必要不可欠なのだ、と。

この後、ドリカムは台風12号の影響で延期になった<ドリカムワンダーランド2011 西日本>の振替公演で日本に戻る。

空を越え、海を渡り、世界の「愛」を引き受けて<史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2011>は、さらなるスケールアップを遂げるだろう。必ず、日本は元気になると固く信じて。

【北米ツアー公演概要】
※チケットは、全公演ソールドアウト
●10月1日(土)Los Angeles
会場:The Wiltern (Los Angeles, CA)
動員数:2500名
●10月3日(月)Anaheim
会場:House of Blues Anaheim (Anaheim, CA)
動員数:1000名
●10月5日(水)Seattle
会場:Moore Theatre (Seattle, WA)
動員数:1500名
●10月9日(日)・10日(月・祝)New York
会場:Highline Ballroom (New York City)
動員数:(1公演750名)×2 計1500名

◆「DREAM CUBE」
◆DREAMS COME TRUEオフィシャルサイト「DCTgarden」
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