オーペスとポーキュパイン・ツリーから、STORM CORROSION始動

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オーペスとポーキュパイン・ツリーという現代における2つのモダン・プログレッシヴ・バンドから、各頭脳であるミカエル・オーカーフェルトとスティーヴン・ウィルソンが長年温めてきたプロジェクトSTORM CORROSIONが遂に始動する。そう、アルバムの発表だ。北米で4月24日に、ヨーロッパでは23日にセルフ・タイトルとなるアルバム『STORM CORROSION』をリリース、ここ日本でも同時期にリリースとなる予定だ。

◆STORM CORROSION画像

オーペスの名作『Blackwater Park』では共同プロデューサーとしてスティーヴンが参加するなど、長年にわたり交流を持っていた両者だが、一緒にプロジェクトをやろうと話しながらも、お互いのスケジュールが合わず、先送りとなっていたものだ。スティーヴがいるイギリスにミカエルが訪れ、スティーヴのスタジオで収録をスタート。作詞作曲とプロデュースは2人で、ミックスはスティーヴン・ウィルソンによって行われたという。STORM CORROSIONは、魔法にかけられたような魅惑的なサウンドで、オーケストラがあり自然に体に溶け込むアンビエントさがあり、収録曲の半分が10分を越える壮大さも兼ね備えているとのこと。

「3ヶ月前にどんな音楽になるか聞かれたら、“予想もしないものを期待して”っていっただろうね。でも実際、「Heritage」と「Grace of Drowning」(スティーヴンのソロ作品)がリリースされたから、みんなにとってそれほどショックが大きくないと思う。なぜなら、この音楽はある意味3部作の第3章って感じだからね。むしろ、よりオーケストラ色が強く、より核にせまって、よりダークでツイストが効いていて、哀愁におびている。でも、確実に、「Heritage」や「Grace for Drowning」と同じところからきていると感じる作品なんだ。もっとも、同じ時期に書かれたものだからそう感じて当然なんだけどね」──スティーヴン・ウィルソン

「このレコードの数曲は僕が参加した中で最も美しい音楽だと思う。とても魅惑的な部分があるんだ。音楽的には、現実的な、ちょっと恐ろしいようで疲れさせるような、深く、強烈なものを作ったのではないかと思う。そう、すべて同時に成し遂げたんだ。STORM CORROSIONのようなサウンドのバンドやアーティストは他に知らないと言い切れるね。いわば、それが数ある俺たちのゴールのひとつだったんじゃないかな」──ミカエル・オーカーフェルト

なお、ロードランナー、A&R・シニアVPのモンテ・コナーは、「STORM CORROSIONのアルバムにロードランナーの名前を入れることができて光栄に思うよ。スティーヴン・ウィルソンとミカエル・オーカーフェルトは昨今活動しているアーティストの中で、もっとも本物で重要なアーティストであることを幾度となく証明してきた。僕がこんな"匠"を相手に仕事できるなんて滅多にないんだ。このアルバムはスティーヴンとミカエルの今までのファンをそそる美しい作品でありながら、両アーティストにとって新しい手段を模索している作品といえるね」と、その興奮を隠さない。

STORM CORROSIONのアルバム『STORM CORROSION』の登場まで、もう間もなく。お楽しみに。なお、オーペスは2月中旬から日本公演を敢行、こちらもご注目を。

<オーペス日本公演>
2/16(木) 大阪 梅田AKASO
OPEN 18:00 / START 19:00
2/17(金) 名古屋 CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
2/18(土)東京 新木場STUDIO COAST
OPEN 17:00 / START 18:00
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