【インタビュー】横山ルリカ「この曲のマイナーキーな感じがすごく好き。自分の声質にも合ってるし唄うのも楽しい」

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アイドリング!!!の横山ルリカが6月19日にソロデビューして4ヶ月。早くも2ndシングル「Your Voice,My Life」を10月9日にリリースする。今作もプロデュースはヒャダインこと前山田健一。タイトル曲は言葉が弾丸のように飛び込んでくるメッセージソングだ。「限界ってなんだっけ?」とソロデビュー曲「Walk my way」で唄っていた横山ルリカが、限界に挑み、歌で新境地を見せている。この新作について、たっぷり語ってもらった。

■ソロは会社員、アイドリング!!!は学校っぽい気持ち
■ソロとアイドリング!!!ではまったく違いますね

――ソロデビューして4ヶ月でもう2ndシングル「Your Voice,My Life」がリリースになりますね。

横山ルリカ(以下、横山):この前デビューしたばかりなのに!?っていう感じです。2枚目が出るよって言われてからの展開がすごく早くて、レコーディング、ミュージックビデオ、イベントだ!っていう感じでポンポン進んでびっくりしてます。8月にはアイドリング!!!の「サマーライオン」がリリースされてリリースイベントがあったので、間が空いてる感じがしないんです。

――ソロ活動とアイドリング!!!の活動が交互にあると切り替えはどうしてるんですか?

横山:そんなに意識はしてないですね。メンバーがいればそれに合わせたり、自分の役割が無意識にわかるというか。ソロだと考えてばかりになるんですけど。「今日はこの歌どういう風に唄おうかな?」とか「何を話そうかな?」とか。空き時間に会話をする相手もスタッフさんばかりですし、常に何か考えているから、ソロの活動は会社員のような気持ちです(笑)。出社するような気分。アイドリング!!!のときはメンバーと他愛のない話をしたりして学校っぽいので、ソロとアイドリング!!!ではまったく違いますね。

――アイドリング!!!は他にもメンバーいるぶん、自分の役割のところさえしっかりやって、あとはメンバーとも助け合えるけど、ソロではそうはいかないですものね。


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横山:そうなんです。あと、基本的にソロでもアイドリング!!!でも私のままで活動してますが、アイドリング!!!では、衣装は決まってても髪型もメイクも自分の好きなようにやってるんです。ソロの場合は髪型にしろ衣装にしろ、スタッフも一緒に作り上げていただいている感じがするんです。だから、ソロでは周りが築き上げてくれたものと、自分の頑張ってきたものが混ざり合うので、その感覚の違いが面白いなと思います。

――なるほど。で、10月9日に2ndシングル「Your Voice,My Life」がリリースされますが、デビューシングル「Walk my way」は所信表明的な一曲でしたが、今回はメッセージ色が強いんですね。曲調も前作とはまったく違うイメージ。

横山:そうですよね。このマイナーキーな感じがすごく好きです。ソロのデビューイベントのときに工藤静香さんの「黄砂に吹かれて」っていう曲を唄わせていただいたんですよ。あの曲みたいなマイナー調の感じが自分の声質にも合ってるし、唄うのも楽しいから、今回みたいな曲は嬉しいです。キーの高低差も激しくて難しいけど、唄い甲斐もある。真剣に取り組めばスキルアップ出来る曲だと思うんです。

――ラップ調のところもありますね。

横山:そうなんです。ソロになってから、歌の幅は確実に広がりました。今まではバラードも苦手で、できれば唄いたくなかったけど、バラードが好きになったし、高音が出せるようになったからこそ、バラードの時の高い声も喉を締めずに唄えるようになったので、スキルアップができたと思います。

――今回もプロデュースはヒャダインさんですね。

横山:はい。ヒャダインさんはホントにギリギリのところを突いてくるんです。ライヴで唄うときに余裕を持って唄えないんじゃないかなって感じのものを作ってくる。まさに「Walk my way」の歌詞にもあったような「限界ってなんだっけ?」じゃないですけど(笑)。ヒャダインさん自身も勝負を挑まれたら絶対に頑張りたいっていう人なんだと思うんです。私自身、この曲をイベントとかでもしっかり伝えたいから、今もずっと練習してるんです。唄ってると腹筋が割れそうになってきます(笑)。

――「Your Voice,My Life」を唄うときに気をつけているのは?

横山:リズムを重視しています。このリズムに言葉が流れるようにちゃんとハマっていかないと意味が伝わらないから。早すぎたら心がこもってないように聞こえちゃうし、スネアドラムを意識して、音に合わせていくことで、この曲の聴き心地の良さが出てくると思うし、歌詞が伝わると思うんです。

――伝えたいことがいっぱいあるって曲ですしね。

横山:「言霊」っていう言葉が歌詞の中にもありますが、ヒャダインさんはその「言霊」をすごく重要視してるんだろうなと思います。「伝えたいことはこんなにあるのに、日本語で言うと、言えば言うほど薄っぺらくなっちゃうのが不思議だよね。言えば言っただけ伝わればいいのに」ってヒャダインさんがおっしゃってたんですが、ホントにそうだなって思いました。私自身、握手会でファンの方に「ありがとうございます」って言うじゃないですか。もしかしたら、「おはよう」の挨拶みたいな軽さで定型文のように聞こえてたら嫌だなと思っていたし、伝えることが難しいというのは二人とも一致したので、歌詞を見たときにもすごく共感しました。

――「私は生きてるんじゃない 生かされてるんだ」っていう一行目にも心を掴まれますよね。

横山:そう! この歌ナニ!? って思いますよね。

――ジコチューな人が多い世の中に向けて、ハッとする言葉ですよ。

横山:バラードになったらもうちょっと柔らかく聞こえると思うんですが、ギターとかもギュインギュインいってる感じだから、良い意味で重くて、この後どうなっていくんだろうって感じだし、キーがちょうど良い高さなんです。唄うのは大変だけど、聴き心地の良いメロディにインパクトのある歌詞が来ると、この曲がどこかで流れたときに立ち止まって聴いてくれる人もいるんじゃないかなって思いました。

◆インタビュー続きへ
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