オアシス展示会が大盛況「オアシスは絵になるバンドだった」

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現在、ロンドンのギャラリーで開催中のオアシス初の展示会<CHASING THE SUN: OASIS 1993-1997>が好評を博している。週末、土曜日だけで4,000人が来場したという。

◆<CHASING THE SUN: OASIS 1993-1997>画像

展示会では、ジル・ファーミノフスキー、ポール・スラッタリー、トム・シーハン、ケヴィン・カミンズ、ジェイミー・フライといったオアシスに密着したフォトグラファーが撮影した写真を中心に、初期のアルバムやツアーでプレイされた楽器、ノエルの手書きの歌詞、1994年のグラストンベリー・フェスティヴァルでリアムが着用していた白いパーカー、彼らが手にした数々のアワード、メモラビリアなどを多数公開している。

写真は、同じ時期に撮影されたものであっても、当然のことながらフォトグラファーにより構図や焦点を当てている部分、さらにはメンバーの表情が違い、興味深い。いずれにしろ、あの時代に彼らが持っていた初々しさやその真逆のふてぶてしさ、力強さ、鋭さ、輝きがダイナミックに収められている。オアシスは絵になるバンドだった。

また、デビュー・アルバム『Definitely Maybe』のアートワークでフィーチャーされたポール“ボーンヘッド”アーサーズのリビング・ルームがワイン・グラスの位置まで忠実に再現され、ジャケ写と同じ写真が撮れるコーナーも設置。思わず、床に寝そべってみたくなるこの一角は列が絶えることがなかった。

そして1番奥にあるオープン・スペースでは、ミュージック・ビデオやドキュメンタリーを上映。4つの壁にそれぞれ別の映像が映し出され、絵と音が交差、渦巻くサイケデリックな感覚でオアシスの世界に浸れる。

オープニングから来場者が途切れることなく、10代から中高年まで幅広い世代の人が訪れている。その人気、関心の高さからも、あらためてオアシスのビッグさを実感。今回は1993~1997年とバンドの初期に限ったが、次は是非、全キャリアを網羅するより大規模な展示会を開いてもらいたい。

木曜日(4月10日)行われたオープニング・パーティーには、リアム・ギャラガーとボーンヘッドがサプライズ出席。スピーチなどがあったわけではないが、招待客やファンに囲まれ、写真を撮ったり談笑していた。

<CHASING THE SUN: OASIS 1993-1997>は、イースト・ロンドンにあるLondonnewcastle Project Spaceにて4月22日まで入場料無料で開催。日本ではデビュー20周年を記念し、特設サイト(Oasis-chasingthesun.jp)がオープンした。サイトでは4月29日(祝/火)にSony Music Studios Tokyoで開かれる『オアシス(原題:Definitely Maybe)』20周年記念盤の試聴会に応募できる(締め切り4月20日)。

オアシスのデビュー・アルバム『オアシス(原題:Definitely Maybe)』20周年記念盤は、5月14日に日本先行リリースされる。

photo by Kevin Cummis
Ako Suzuki, London

<『オアシス』20周年記念盤 日本最速先行試聴会>
2014年4月29日(祝/火)
@Sony Music Studios Tokyo
集合時間 17:00
開演 18:00~(19:30終了予定)
出演 サッシャ[MC]
ゲスト 妹沢奈美[音楽ジャーナリスト]

『オアシス』20周年記念デラックス・エディション
2014年5月14日(日本先行発売)
SICP 4110~4112(3CD)¥4,000+税
『オアシス』20周年記念スタンダード・エディション
2014年5月14日(日本先行発売)
SICP 4113(1CD)¥2,400+税

◆特設サイト

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