【インタビュー】KNOCK OUT MONKEY、シングル「How long?」に「今の自分が吠えるならば」

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■最初はブラシで叩く予定だったんですよ
■結局いつもの3倍くらい時間が掛かってしまった

亜太:「TODAY ~another one~」のベースはもういろいろあり過ぎて(笑)。ジャズは、ベースがフィーチャーされるジャンルだから聴くのはすごく好きだけどやるのはすごく嫌い(笑)。ジャズアレンジしようという話になったときは、とりあえず溜め息が出ました(笑)。自分は知識も経験もないので、サウンドプロデューサーとラインを考えて、最終的にラインが完成したときに、バカか?と思いました(笑)。こんなの弾けるわけねぇと思いながら必死に耳コピしつつ、自分の色も入れて。僕はレコーディング前にベースのタブ譜を書き起こすんですけど、直前まで試行錯誤しましたね。でも、ありがたいことにナオミチがレコーディングに苦戦してくれたので、当日練習する時間がたくさん取れて助かりました(笑)。ドラム録りは相当時間がかかったよな?

ナオミチ:うん。もう二度とやりたくない(笑)。最初はブラシで叩く予定だったんですよ。ブラシは初めてだったから個人練習に入って、そのうえで本番に臨んだけど、結局いつもの3倍くらい時間が掛かってしまった。それでもなんとか録り終えてホッとしていたら、サウンドプロデューサーが「なんか、おとなし過ぎるよね」と。やっぱりロックバンドがジャズをやっている風に見せたいということで「スティックにしようか」と(笑)。

──ええっ! マジですか?

ナオミチ:はい(笑)。

──せめて録ってる間に気づいてほしかったですね。

一同:あはは! たしかにそれは言える(笑)。

ナオミチ:ねぇ(笑)。スティックに持ち替えていつもどおり叩いたら、「力入れ過ぎ」と言われたり、いやー、大変でした(笑)。

──でも、心地よいロール感のある上質なドラムに仕上がっています。

ナオミチ:16ビートを感じながらゴーストやフィルを入れると心地よくロールするんですよ。フレーズ面は苦労しなかったけどノリを出すのがね……ホントに無理でした(笑)。

w-shun:……みんな、苦しめてゴメン、でも歌は難しくなかった(笑)。僕の中では、普段バンドで歌ってるボーカルがキャバレーで1曲歌ってくれと呼ばれて…みたいなイメージで。ジャズ畑で育ったわけではないから、どうしても本物にはなれないけど、その空気感を理解して歌おうと。そういうところに面白さがあるかなと思って、あまり自分を追い詰めずに自分なりのジャズという感覚で歌いました。

──それが正解だと思います。ただ、ジャズもいけるメンバーが揃っているんだと思いました。

一同:いやいやいや(笑)!

w-shun:でも、ノリだけとかクオリティーの低い曲ではなくて、新しいことに挑戦しながら質の高いものに仕上げられたことは自分たちにとってすごく良い経験にもなった。バンドマンは一生プレイすることがないまま終わるジャンルも多いじゃないですか。僕が投げたアイデアをみんながひぃーっ!と言いながらレコーディングしているのを見て改めてそう思いました(笑)。

ナオミチ:……。

一同:うわっ! ナオミチがメッチャ首を左右に振りながら、目を瞑ったまま固まってる(笑)!

dEnkA:だって、ドラム録りだけで7時間掛かったからね。スタジオで昼飯を食って、晩飯を食っても、まだ自分の出番にならないからビックリした(笑)。

──ずっと集中し続ける精神力はさすがです。充実した内容の「How long?」を聴いて、年末に向けて行なわれるイベントへも一層楽しみになりました。

dEnkA:2014年夏は何本かフェスに出たけど、ガッツリ出演した印象がなくて。年末に向けてこんなにたくさん決まるとは思っていなかったから嬉しいし、モチベーションが上がっています。<KNOTFEST JAPAN 2014>は普通に客として観に行こうと思っていたんですよ。そうしたら出ることになって、えっ?みたいな(笑)。すごく嬉しいけど、僕らはそんなにヘヴィなバンドじゃないじゃないですか。だからどうしてやろうかなと燃えています(笑)。シングルを3発出した後、それを大勢の前で披露できるということで、タイミング的にもベストだと思う。

亜太:<KNOTFEST JAPAN 2014>は、完全にどアウェイ状態だと思ってるんですよ(笑)。手強い先輩方にまみれるイベントも他にある。フェスに呼んでもらえるのは本当に嬉しいことだけど、毎回修業の場だなと。でも、そういう経験はバンドの糧になる。2015年の作品制作やライブにつながるだろうから、物怖じせず純粋に楽しもうと思っています。

ナオミチ:2014年は本当に良いイベントに呼ばれて。楽しいのは、もう間違いない。でも、納得のいくライブができなかったら、楽しいどころか辛い思い出になってしまうので。1本1本コツコツと楽しんで、フェスを通して来年の準備もしつつ良い形で今年を終えたいと思っています。

w-shun:去年、一昨年くらいから、いろんな大型イベントに出させてもらえるようになったんですね。その中で感じたんですけど、高揚感に溢れた夏フェスと、今年が終わるという雰囲気で行われる冬フェスは空気感が違うんですよね。秋冬のフェスは、“夏休みだ! 暑い! ビール!”とかではなく、純粋に音楽の熱量を感じられる場。寒くなってきたからこそ、ロックの熱量だったり、オーディエンスが吐き出すものの熱さだったりが際立つ気がするんです。

──わかります。

w-shun:夏のお祭り感も大好きだけど、秋冬のフェスは気が引き締まる感覚があって。そういう場に立つことで得られるものが沢山ある。ライブに関しては、僕らが小箱のライブハウスでやってきた中で培ってきた10年を、そのまま出したいですね。プレッシャーもあるけど、自分たちはプレッシャーを跳ね返して大きなものを掴みたいという気持ちでずっとロックしてきたから。今でもこういう風に向かっていける環境にあるというのはすごくありがたいことなので、KNOCK OUT MONKEYの爆音でデカい会場を思い切り揺らして、また何かを持ち帰りたいと思っています。

取材・文◎村上孝之


■4thシングル「How long?」
2014.11.19 Release
【初回限定盤(CD+DVD)】JBCZ-6011 / ¥1,800+税
【通常盤(CD)】JBCZ-4012 / ¥1,200+税
01.How long?
02.If you fly
03. TODAY ~another one~ ※通常盤にのみ収録
<初回限定盤付属DVD>
Live at 2014.07.25 Namba Hatch “INPUT ∝ OUTPUT” Tour -Final- セレクション
01.I still
02.Paint it Out!!!!
03.Greed
04.Challenge & Conflict
05.realize
06.You have got freedom
07.BREAK
08.Flight

■<MY FIRST STORY『虚言NEUROSE TOUR>
12月09日(火)大分DRUM Be-0
12月10日(水)福岡DRUM Be-1
12月12日(金)長崎DRUM Be-7
12月14日(日)大分DRUM B.9 V2
■<ROTTENGRAFFTY presents ポルノ超特急 2014>
12月23日(月)京都パルスプラザ
■<rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 14/15>
12月29日(月)幕張メッセ国際展示場 1~11 ホール

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◆KNOCK OUT MONKEY オフィシャルYouTubeチャンネル
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