【インタビュー】Rayflower、5周年直前に「音楽に対する情熱があればこその今」

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■Rayflowerは立ち上がりが大変だった
■節目に歴史を振り返って次のタームへ行く──IKUO

▲IKUO(B)

──3曲目の「It’s a beautiful day」は一転、爽やかさや晴れやかさがある曲調で歌詞もピッタリ。

都:僕も歌詞を読んでピッタリだなと思いました。個人的に「哀しみのリフレイン」の“幼子”が将来、こんなふうになったらいいなと思いましたね。

田澤:そうなんですか?

都:そう。そして、この曲もライブをイメージしてます。

──みんなが自然と笑顔になるような曲調ですもんね。

田澤:最初に聴いたときは、「南国ドライブ」っていう言葉が浮かびましたね。

──ふふふ。ハイビスカスの花が咲いてそうな?

田澤:ヤシの木が生えてそうな(笑)。それで歌詞は休日のことを書いてるんですけど、なんてことない1日を素晴らしい1日だなって思えるような心持ちでいたいなと思いながら書いたんです。だから、タイトルも「It’s a beautiful day」って付けて。まぁ、予定のない日に午後2時まで寝てて後悔するっていうところから始まるんですけど(笑)。

都:確かに何も予定がないと、「どうしよう」って不安になる気持ちはわかる。

──焦りがちになるけど、生きてることを楽しもうっていう。

IKUO:こういう1日を持つべきなんだなって思いましたね。それとこの曲、田澤くんの歌い方はノンビブラートだよね?

田澤:あぁ、気付いてくれて嬉しい(笑)。聖歌隊は歌を届けるためにビブラートをかけないって言うじゃないですか。でも、ビブラートをかけられるようになるとノンビブラートで歌うことって意外と難しいんですよ。

IKUO:今までよりいい意味で肩の力が抜けた歌い方をしているよね。

──ベースもメロディアスだし。

IKUO:そうですね。平和なベース(笑)。

都:今回は3曲入りシングルだけど、アルバムみたいだなって僕は感じているんです。最初に想像していたよりも3曲とも深い楽曲に仕上がりましたね。

▲ニューシングル「サバイヴノススメ」

──では最後に、5月5日に渋谷公会堂で行われる5周年記念ライブ<5th Anniversary「Anthesis at GARDEN」>について教えてください。当日は来場者全員に新曲CDがプレゼントされるんですよね。

田澤:はい。「Anthesis at GARDEN」と題したライブなんですが、渋谷公会堂に来ると「Shining GARDEN」という曲を収録したCDがもらえます。

都:去年のライブで披露していたんですけど、ファンとの絆を歌った曲なんです。2010年にRayflowerがデビューしてしばらくライブは少なかったものの、バンドとして成長する速度は早いと思うんですよ。曲と同じ名前の『Shining GARDEN』というファンクラブも出来たし、5月5日はぜひ、5周年を祝いに来てほしいなと思います。僕たちがこれから進んでいくための土台がこの日のライブでしっかり固まるような気がする。当日はたぶん、全曲演奏すると思います、って言っちゃった(笑)。

──おお。惜しみなく曲を演奏してくれるんですね。

都:この先、Rayflowerがどんどん新曲を作っていくと思うと、全曲演奏するのはこれが最初で最後になるかもしれないですね。5年の集大成を見せようと思ってます。

──それで“Anthesis=開花”というタイトルが付けられているんですか?

都:“GARDEN”はコンサート会場だったり、Rayflowerの空間を表していて、渋谷公会堂のライブでひと花咲かせて、また次に進みましょうっていう。集大成と言っても終わりではないので、初めて見に来てくれる人は全曲聴けるライブでここからがスタートって思ってくれてもいいし、今まで応援してくれた人にはこれからもよろしくという想いもこめて。

田澤:単純に半年ぶりのライブなので楽しみだしね。

IKUO:僕は個人的に自分のバンドというか、全員がメインのバンドで渋谷公会堂でライブができるのが単純に嬉しいですね。生きてるとこういうこともあるんだなって(笑)。Rayflowerは立ち上がりが大変だったこともあって。いろいろ乗り越えて、いいバンドになってきているから、よけいにそう思うんですよね。こういう節目のライブで歴史を振り返って、みんなで分かち合って次のタームに行くことはすごく大事だと思う。それと自分も含めて健康で音楽ができるのがいちばん幸せなことだなって。大変だった都さんがいちばんケロッとしているんですけど(笑)。

都:あの頃は1回でもいいからRayflowerでライブがしたいってホントに思ってたような状況でしたからね。

IKUO:音楽に対する情熱があればこその今ですね、ホントに楽しみですよ。

田澤:ショーとしても成立していて、聴かせるという意味でも申し分のないライブを見せます。

取材・文◎山本弘子


■マキシシングル「サバイヴノススメ」

2015年4月22日(水)発売
【初回限定盤(CD+DVD)】LNZM-1091~2/¥1,944(税込) ¥1,800(税抜)
※DVD:「サバイヴノススメ」MusicVideo、「オフショット映像」収録予定
【通常盤(CD)】LNCM-1093/ ¥1,404(税込) ¥1,300(税抜)
※3曲入りCDの収録内容は限定盤・通常盤とも同一
01. サバイヴノススメ(作詞:田澤孝介・作曲:IKUO)
02. 哀しみのリフレイン(作詞・作曲:田澤孝介)
03. It's a beautiful day(作詞:田澤孝介・作曲:都啓一)
04. サバイヴノススメ (Instrumental)
05.哀しみのリフレイン (Instrumental)
06. It's a beautiful day (Instrumental)
※MAXI SINGLE 収録内容は限定盤、通常盤とも共通です。
※ジャケット写真も、限定盤、通常盤とも共通です。

■<Rayflower 5th Anniversary 「Anthesis at GARDEN」>

2015年5月5日(火・祝) 渋谷公会堂
16:15開場/17:00開演
【チケット】
全席指定 \6,500 ※3歳以上チケット必要
[問]DISK GARAGE:050-5533-0888
※ご来場の方全員にRayflower新曲CD「Shining GARDEN」プレゼント

◆Rayflower オフィシャルサイト
◆Rayflower オフィシャルYouTubeチャンネル

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