【ライヴレポート】Rayflower、5周年渋公ワンマンで「フルアルバムを制作するつもり」

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Rayflowerが5月5日、渋谷公会堂にてワンマンライヴ<5th Anniversary Live「Anthesis at GARDEN」>を開催した。

◆Rayflower 画像

▲田澤孝介(Vo)

リーダーの都啓一(Key)を中心にSakura(Dr)、IKUO(B)、YUKI(G)、田澤孝介(Vo)によって2010年にメジャーデビューをしたRayflowerは全員が超絶スキルを持ったスーパーバンドだ。それぞれがバンドやサポートで渋谷公会堂に立った経験を持つが、Rayflowerとしては初の渋公のステージとなる。全員が多忙であるがゆえ本格的なライヴ活動を開始したのは2014年からとは言え、またたく間に動員を増やし、この日も会場には彼らの5周年を祝うファンが大集結していた。

▲YUKI(G)

歓声の中、ステージをおおっていた沙幕が落ちてのオープニング曲は、最新シングルであり勢いのカタマリのようなアッパーチューン「サバイヴノススメ」だ。IKUOのスラップが炸裂し、YUKIがフライングVタイプで熱く流麗なソロをキメ、ショルダーキーボードを操る都がエネルギッシュなフレーズを弾き倒す。Sakuraのシャープで力強いドラミングがRayflowerをガッチリと支え、轟音の中を田澤のヴォーカルが気持ちよく突き抜けていく。

ステージに白煙の柱が立ち上った「Border Line」では、全員がコーラスをとり、エネルギーがほとばしる演奏にオーディエンスは拳を上げ、五感をフルに使ってRayflowerのライヴを全身で楽しむ。彼らの魅力は激動のシーンの中でサバイヴしてきたキャリアを持つミュージシャンたちが、プロジェクトではなく本気のバンドとして自分たち独自の音楽を発信しているところにある。

▲IKUO(B)

この日は5周年記念ライヴということもあり、スペシャルなセットリスト。Rayflowerの始まりの曲「裏切りのない世界で」「蒼い糸」から、これまでにリリースされたミニアルバム2枚に収録されている曲や最新の曲まで、すべての曲が惜しみなく披露された。過去のナンバーはライヴの積み重ねによって現在進行形のヴァージョンとしてパワーアップ。燃やしつくすような激しさをはらんだナンバー「CARDIO BURN」では都が腕を上げてジャンプ、ステージ下手へと走った田澤がIKUOにマイクを向けるなど、ふりきれたテンションでのパフォーマンスが繰り広げられた。

▲Sakura(Dr)

また、ミディアムな曲やバラードではしっかりと聴かせ、はじけるところははじけまくる。各メンバーのソロパートが盛りこまれている曲が多いのもRayflowerの特色だが、全員が楽器で歌っているゆえ、そのアンサンブルは鉄壁だ。超絶テクニックを持った5人がバンドキッズ魂を炸裂させて、ひとつになっている様が目の前で見られるのだから、こんなに贅沢なことはない。

「Rayflower5周年ということで、これもひとえにみなさんが応援してくださったおかげです」

▲都啓一(Key)

と、中盤のMCでは田澤が「ライヴを通して過ごした時間が、バンドを高みへと引き上げてくれた」と感謝の想いを伝えた。そして「いろんなことを乗り超えて、ここまで来られたのは大げさかもしれないけど、奇跡に近いことなような気がします。かつ、今もやんちゃな4人をしっかりひっぱってくれたこの人がいたからRayflowerが世の中に出て、5周年を迎えて今、ここに立てているんだと思います!」と都啓一を紹介。そのままピアノソロから、「裏切りのない世界まで」へと移行したのも感動的な流れだった。

“何度も 迷って 転んで それでも 逃げずに戦う心こそが強さなんだと”と歌う田澤の言葉のひとつひとつが刺さってきた「Words Of The Wise Man~時の贈り物~」の後に演奏された解放感たっぷりの最新シングル「サバイヴノススメ」収録曲「it’s a beautiful day」は、オーディエンスがハンドクラップで盛り上がり、メンバーからも笑顔がこぼれた。

メンバー紹介でIKUOは、自身のバンドで初めて渋谷公会堂に立ったことに触れ、「何十回と立たせてもらったけど、今日はちょっと違う景色に見えるな。なんかジンときちゃって」と感無量の表情。Sakuraはステージセットの上段から「90センチ高いところから失礼します」とジョークを飛ばし、YUKIは「この会場には3回ぐらい立たせてもらったんですけど、上手に立つのは初めてなんです」と上手ギターと下手ギターの違いについて分析(笑)。

都は「偶然、5月5日、5周年ということでありがとうございます。まだまだRayflower続いていくので、今後もよろしくお願いします」と挨拶。「ウチのスーパーヴォーカリスト!」と紹介された田澤はハイトーンボイスで「このまま、後半戦行こうか!?」と叫び、ライヴは佳境へ。場内のテンションも上がる一方だった。熱い時間はアッという間に過ぎ去り、ラストナンバーは、「U-TOPIA」。結成時の思い出を振り返り、「ちょっと幼い言い方かもしれないけれど、夢みたいな時間でした」と田澤が漏らした言葉も印象的だった。

全員がRayflowerTシャツに着替えて登場したアンコールでは田澤が11月6日に品川ステラボールでワンマンライヴを行ない、その後に全国ツアーを計画していることを報告。続けて都が「初のフルアルバムを制作するつもりでいる」と告げるとひときわ大きな歓声が渋谷公会堂に響きわたった。最後に贈られた曲はこの日、来場者に無料配布された曲「Shining GARDEN」。Rayflowerとオーディエンスを結ぶ愛にあふれたナンバーが場内を幸せな空気で充たしていった。

取材・文◎山本弘子 撮影◎Hiro Sato/インテツ

■5周年記念ワンマンライブ<Rayflower 5th Anniversary「Anthesis at GARDEN」>
2015年5月5日@渋谷公会堂セットリスト

1.サバイヴノススメ
2.Border Line
3.NIGHT SHADE
4.Garbera
5.CARDIO BURN
6.libra (Rayflower ver.)
7.絆
8.蒼い糸
9.裏切りのない世界まで
10.真実の森の中で
11.哀しみのリフレイン
12.イニシエ
13.Words Of The Wise Man ~時の贈り物~
14.It's a beautiful day
15.Make A Judgment
16.Runaway Brain
17.SOCIAL NETWORK GENERATION
18.花束 -from rose with love-
19.U-TOPIA
encore
20.Shining GARDEN


■<Rayflowerライブ情報>
2015年11月6日@品川ステラボール
※全国ツアー計画中

■マキシシングル「サバイヴノススメ」

2015年4月22日(水)発売
【初回限定盤(CD+DVD)】LNZM-1091~2/¥1,944(税込) ¥1,800(税抜)
※DVD:「サバイヴノススメ」MusicVideo、「オフショット映像」収録予定
【通常盤(CD)】LNCM-1093/ ¥1,404(税込) ¥1,300(税抜)
※3曲入りCDの収録内容は限定盤・通常盤とも同一
01. サバイヴノススメ(作詞:田澤孝介・作曲:IKUO)
02. 哀しみのリフレイン(作詞・作曲:田澤孝介)
03. It's a beautiful day(作詞:田澤孝介・作曲:都啓一)
04. サバイヴノススメ (Instrumental)
05.哀しみのリフレイン (Instrumental)
06. It's a beautiful day (Instrumental)
※MAXI SINGLE 収録内容は限定盤、通常盤とも共通です。
※ジャケット写真も、限定盤、通常盤とも共通です。

◆Rayflower オフィシャルサイト
◆Rayflower オフィシャルYouTubeチャンネル
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