新人アーティストTOP10【2016年をBARKSニュースで振り返る】

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2010年台も後半戦へ突入した2016年。音楽の作り方も鳴らし方も聴き方もさらなる多様化がみられたが、音楽シーンに登場したニューフェイスたちも様々な個性を放った。そのフレッシュな輝きを今一度おさらいすべく、2016年にBARKSでよく見られた新人アーティスト・ニュースをご紹介したい。

◆【2016年をBARKSニュースで振り返る】新人アーティストTOP1〜30ランキング

1位は、2015年の新人アーティスト・ニュースTOP30でも関連ニュースが幾つもランクインしたジャズピアニスト・高木里代子のニュースだ。サイパンを舞台にビキニやドレスなど開放的な衣装で演奏するというこの刺激的なミュージックビデオの出来栄えは、“乳フェイス”の呼び声にふさわしく話題を呼んだ。


続く2位は、2015年11月に掲載された原宿駅前ステージの人気検証記事である。所在地は原宿・竹下通り。デビューを夢見るアイドルの卵が、歌もダンスもファッションショーも繰り広げるプレミアムなステージというだけあり、シンデレラストーリーの目撃者となるべくファンが集っている。アイドル戦国時代と謳われて久しく、メジャーで活躍するグループのほかにも、ご当地型など、アイドルのバラエティが増え続ける昨今。BARKSでは、2017年も引き続き激動するであろうアイドルシーンにも注目していきたい。

2016年に日本のロックシーンにおけるトピックとなったのが、7月・8月に連続リリースされたAimerのシングル作品であった。楽曲提供とプロデュースを担ったTaka(ONE OK ROCK)、TK(凛として時雨)、野田洋次郎(RADWIMPS)は、各楽曲「insane dream」「us」「蝶々結び」で自身のオンリーワンの音楽センスを発揮しながら、Aimerの繊細かつエモーショナルな歌声の可能性を存分に聴かせてくれた。音楽家によるこうした実り多きコラボレーションは、2017年も楽しみにしたいところ。なおAimerは、内澤崇仁(androp)、スキマスイッチ、阿部真央らも参加したアルバム『daydream』を9月にリリースしている。




パンクシーンの新星として躍進を続けるWANIMAの記事も、ランキングに登場した。さまざまな音楽フェスでトップバッターに抜擢されて見事に大役を果たしていた彼らの姿は、2016年のフェスシーンにおいて印象深い場面のひとつだ。そして2017年3月には、現在開催中の自身のツアー<JUICE UP!! TOUR>のファイナルをさいたまスーパーアリーナでの単独公演で飾るというのだから、引き続きその動向を追っていきたい。

また、3月に通算3枚目となるニューアルバム『SPEEDSTER』をリリースしたGENERATIONSも今回のランキングを彩っている。初の単独アリーナツアー<GENERATIONS LIVE TOUR 2016 “SPEEDSTER”>では再追加公演が実施されるなど、その人気っぷりは留まることを知らなかった。

一方で、ニコニコ動画を中心に活躍する歌い手界からも新人(!?)が登場した年となった。“永遠の82歳”というキャラクターに対し、圧倒的な歌唱力と中毒性のある歌声とのギャップが魅力的な「島爺」(しまじぃ)である。CD初音源化にして1stフルアルバム『冥土ノ土産』を6月にリリースした際には、BARKSでもインタビューを実施。衝撃的なアルバムタイトルであるが、「この1枚で僕の歌い手としての人生が急降下しても、悔いはないと思えるような作品にしたかった」と、まさに渾身の作品であることを明かしてくれた。



クラシック界におけるニューフェイス、ピアニスト反田恭平のインタビューにも多くのリアクションをいただいた。『情熱大陸』でも特集されたと言えばその注目度の高さがおわかりいただけるだろうが、テクニックも才能も人間性も兼ね備えた超新星である。2017年4月に指揮者・佐渡裕とともに開催する国内ツアーは、ロシアを拠点に活動している反田恭平を目撃する絶好の機会だ。ぜひ、お見逃しないように。

そして、BARKSが2016年に追いかけた新バンドのひとつに、元BOOWYの高橋まこと(Dr)、元SURFACEの椎名慶治(Vo)、元REBECCAやAUTO-MODの友森昭一(G)、LA-PPISCHのtatsu(B)が始動したJET SET BOYSがある。東日本大震災をひとつのターニングポイントとして、「死んだら最後、悔いのない人生をもう一度バンドで終わりたい」という想いをつのらせた高橋まことが、約2年の歳月をかけて辿り着いたメンバーだ。実力もキャリアもロマンも詰め込まれたこのバンドは、まもなく2017年1月6日に代官山UNITで高橋まことのBIRTHDAYライブを開催する。<JET SET BOYS 迎春LIVE 2017「MAKOTO'S BIRTHDAY〜まだまだ叩くぜ!〜」>というタイトルからも、そのパッションがダイレクトに伝わるはずだ。



以上、冒頭でも触れたように、カラフルなラインナップとなった今回のランキング。BARKSは2017年も音楽シーンの胎動をキャッチすべく、精力的に触手を伸ばし最新情報をお届けしていきたい。

文◎BARKS編集部(さ)

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