【ライブレポート】THE MICRO HEAD 4N’S×defspiral、「次回はもっとカッコ良くなって会おう」

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THE MICRO HEAD 4N’Sとdefspiralによるカップリングツアー<THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral 9BALL GAMES -3rd->のファイナル公演が4月21日、東京・新宿ReNYにて行なわれた。オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

◆イベント画像(全8枚)

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早すぎる夏日を迎えた4月21日。その暑さに負けないオーディエンスの熱気が会場を埋め尽くし、今か今かとライブのスタートを待ちわびていた。

この夜の先攻、defspiralのライブ開始を告げるSEが会場に鳴り響くとステージ袖ではTHE MICRO HEAD 4N’Sのメンバー全員がdefspiralをステージへ見送る。その光景からもこのツアーの充実した日々を十分に汲み取ることができた。

幕が開いてまず目に飛び込んできたのは、2台並んだドラムセット。会場からは歓声があがり、今日のステージへの期待が高まる。ノイジーかつインダストリアルなSEとともにメンバーがステージに登場すると轟音とともに「AURORA」がスタートした。

続けざまにアッパーチューン「PULSE」が演奏されたあとのMCで、会場の都合によりフロアでのジャンプが禁止されていることがTAKA(Vo)からユーモア交じりに告げられ、「一緒にこの試練を乗り越えよう」とkazuya(G/THE MICRO HEAD 4N’S)を呼び込み始まったのはdefspiralのダンスチューン「MASQUERADE」。敢えてジャンプ曲を放り込んでくるあたりにニヤリとさせられた。途中からNimo(Vo/THE MICRO HEAD 4N’S)も飛び入りして更に賑やかにステージを彩る。<9BALL GAMES>では、お互いのステージへの飛び入りが恒例となっており、ただのライブではなくこのツアーならではのアイデアで楽しみたいという気持ちからの試みだという。

ツアーを振り返るMCを経て、「想いを拳と声にのせて届けて下さい!」というTAKAの言葉のあとに「SILVER ARROW」「BREAK THE SILENCE」「SALVAGE」と激しいナンバーが続けざまに放たれオーディエンスもそれに応える。拳で埋め付くされた客席、ステージと一体になり会場の熱もあがりテンションMAXに。THE MICRO HEAD 4N’S「SCANDALOUS」のカバーでは双方のバンドのファンを巻き込み、そこにZERO(B/THE MICRO HEAD 4N’S)とSHUN.(G/THE MICRO HEAD 4N’S)が飛び入るとdefspiralのメンバーに激しく絡む。このイベントの“醍醐味”再びである。

「最高のカップリングツアーでした。ありがとう」とTAKAが何度も何度も感謝を伝え、「このツアーに参加してくれた全ての人とdefspiral、THE MICRO HEAD 4N’S、9人の未来へ」と告げて、ラストの曲「CARNAVAL」へ。「響け、君の声を聴かせてくれ」と爽快でアップテンポな歌とサウンドともにdefspiralのステージを締めくくった。

後攻のTHE MICRO HEAD 4N’Sは、客席からの「WOWO」という湧き上がる声とともに「SCANDALOUS」から「REINCARNATION」と続け、疾走感あるナンバーでオープニングを飾る。「Nocturne」で会場をメロウに包んだあとは、そんな空気を一気に壊しにかかり、「さぁ遊ぼうぜ」と「EARNEST GAME」、「VOLCANATION」ではRyo(defspiral)が乱入し、激しいナンバーでそのまま勢いを加速させていった。

「MONSTER’S ROAR」ではMASAKI(Dr/defspiral)が登場し、TSUKASA(Dr)とのツインドラムで会場を圧倒。いつもに増してパワーアップしたこの曲でオーディエンスを唸らせる。そして、「defspiralとだから一緒に出来るステージです。また会いましょう」と次回の<9BALL GAMES>への期待の気持ちを込めてラストに「銀河鉄道の夜~STARDUST EXPRESS~」「上弦の月のオーケストラ~Stella Note Magic~」と繋ぎ、気持ちよく響き渡るメロディで会場を虹色に染めて本編が終了した。

アンコールでは、THE MICRO HEAD 4N’Sとdefspiralが合体した9人編成のバンド・9BALL GAMESバンドがパフォーマンス。このイベントのために制作したオリジナル曲「NEW GAME」「FEAVER」の2曲を披露し、呼吸の合ったパフォーマンスでオーディエンスを魅了。メンバーが口々に<9BALL GAMES>の終わりを惜しむ声とともに、「次回はもっとカッコ良くなって会おう」と再開を約束し、幕を下ろした。


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