【インタビュー】<ルナフェス>RYUICHI編、「真っ黒の闇に墜ちて、想いが輝く」

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■僕らが求めている未来が
■近づいてくるような気がしている

──そして、主宰者としてLUNA SEAはどんなライヴをみせなければならないと思っていますか?

RYUICHI:やっぱりLUNA SEAらしさ。たとえば<LUNATIC FEST.>ではアーティストラインナップという、さまざまな色が解き放たれるわけですよね。そして、解き放たれたそれぞれの色を混ぜ合わせたら、黒になる。そういうLUNA SEAらしい世界を最終的に作ることができたらいいかなと思うんです。

──最後に塗りつぶすわけですね。

RYUICHI:“黒という色を作るとき、全部の色を混ぜる”って話を聞いたことがあって。今回は本当にカラフルなアーティストの集まりだと思うので、それが最終的に真っ黒の闇に墜ちてLUNA SEA色に染まり、そしてそこに星空のような、みんなのワクワクやキラキラが想いとして輝く。そうやってみんながステージに参加できる瞬間を見せられたらいいですね。

──それがどんなに輝かしくとも、やはり闇に返るんでしょうか?

RYUICHI:うん。締まりますよね、闇は。黒には情報がないでしょ。情報が整理されて、そこにある歌詞や音だけが、すべてになる瞬間。気づいたらその場所に居る全員がコンセントレーションして時間を忘れる。それこそ、僕らLUNA SEAが提供できる最高の瞬間だと思っているので。<LUNATIC FEST.>でもそれをやりたいと思います。

──今回も若いバンドがたくさん出演します。LUNA SEAの影響下にある若いバンドと接して、時代の“変化”とか“違い”を感じさせられたりすることもありますか?

RYUICHI:僕らのインディーズの頃は、非日常的なものへのダイヴというか。たとえばメイクやファッションひとつ取っても、自ら飛び込んで非日常的を構築していたんです。より美しいもの、より狂おしいもの、より尖っているものをアーティストとして追いかけていたし、探していた。でも、今の時代はトレンドが変わってきていると思う。若い子たちには、日常のなかにある狂気や痛み、喜びや愛、そういうものが表れている。だから、映像的にはそのままの姿で街を歩いていてもおかしくないんだけど、表情や出ている音が非日常。そのギャップを今の若い子達の武器として感じているかな。イメージを極論で言うと、LUNA SEAがジーンズにTシャツでやっている感じですかね、音とか表現はLUNA SEAのまま。

──言ってみれば、日常との距離感に違いがあるわけですね。

RYUICHI:映画のような非日常をLUNA SEAがインディーズ時代に追いかけていたとしたら、今のLUNA SEAはもしかしたら現実の少し先にある非日常を追いかけている。で、これは僕の勝手なイメージですけど、若い人たちは現実のすぐ隣にある非日常……それは非日常ではないのかもしれなくて、現実のすぐ隣にあるワクワクをステージに持ってきているような気がするな。

──そういったところも見どころとして、<LUNATIC FEST.>を楽しむことができそうですね。

RYUICHI:これだけたくさんのアーティストに出演していただけるので、本当にイロトリドリな2日間になると思います。LUNA SEAファンの方も、それまで知らなかったアーティストのステージを観ることで、また音楽の聴き方が変わったりするだろうし。僕ら自身も若いバンドに影響されるはず。LUNA SEAらしさをしっかりと抱えながら、いいと思うものは素直に吸収して、また新しいLUNA SEAを生み出していけばいいと思っています。

──では最後に、開催に向けて意気込みを聞かせてください。

RYUICHI:<LUNATIC FEST>も第二回目ということで、僕らがお招きしたアーティストのみなさんに対して、どうすればしっかりとした準備やおもてなしができるかっていうことをメンバーといつも話しています。LUNA SEAのメンバーってみんな真面目なんですよ。それは、観に来てくれるファンの人たちに対しても同じで。第一回目よりも熟成させて、足りなかったものは埋めたい。“ホスピタリティがよくなってるよね”とか“音がいい”みたいな感じをジワっとでも伝えたいな。きっと本番まで、ひとつひとつの物事をスタッフのみんなと一丸となって作っていくんだろうなって。それが2日間しっかり見せられれば、僕らが求めている未来が近づいてくるような気がしているんです。

文◎BARKS編集部
写真提供◎(株)LUNA SEA
協力◎スペースシャワーTV

■史上最狂のロックフェス第二弾<LUNATIC FEST. 2018>


2018年6月23日(土) 千葉・幕張メッセ
2018年6月24日(日) 千葉・幕張メッセ
OPEN 9:30 / START 11:00 / END 20:00 (予定) ※両日共通
▼23日(土)出演 ※LUNA SEAを除き50音順
LUNA SEA、ACE OF SPADES、GLIM SPANKY、GLAY、coldrain、シド、女王蜂、DIR EN GREY、back number、The BONEZ、LUNACY(Opening Act)
▼24日(日)出演 ※LUNA SEAを除き50音順
LUNA SEA 、AA=、大黒摩季、OLDCODEX、THE ORAL CIGARETTES、BRAHMAN、MUCC、lynch.、LUNACY(Opening Act) and more...
▼チケット
一般チケット料金:1日券 ¥15,500 (入場チケット¥15,000+ドリンク代¥500/税込)
各プレイガイド一般発売:6/2(土) AM10:00~
※特設サイトにてチケットオフィシャル最終先行受付中

■『生中継!LUNATIC FEST. 2018』

▼6月23日(土) DAY-1  <WOWOWライブ>
前編 午前11:00~/後編 午後3:00~
出演/LUNA SEA、 ACE OF SPADES、 GLIM SPANKY、 GLAY、 coldrain、 SID、 The BONEZ、 LUNACY(OPENING ACT)※LUNA SEAを除くアーティスト表記は50音順にて掲載

■6月24日(日) DAY-2  <WOWOWライブ>
前編 午前11:00~/後編 午後3:00~
出演/LUNA SEA、 大黒摩季、 OLDCODEX、 THE ORAL CIGARETTES、 MUCC、 lynch.、 LUNACY(OPENING ACT)
※LUNA SEAを除くアーティスト表記は50音順にて掲載

・収録日:2018年6月23日、 24日
・収録場所:千葉 幕張メッセ国際展示場
・番組サイト http://www.wowow.co.jp/lunaticfest/
※オンデマンドでもLUNATIC FEST.2018の模様をライブ配信

<関連番組>
▼『LUNATIC FEST. 2018 生中継直前スペシャル』
6月17日(日) 夜7:30 <WOWOWプライム>
会場の幕張メッセからWOWOWで生中継されるLUNATIC FEST. 2018の見どころを紹介する直前番組。 無料放送でお届けする。
▼『LUNA SEA The Holy Night 2017』
6月23日(土) 午前7:45 <WOWOWライブ>
昨年末、 さいたまスーパーアリーナで開催したクリスマス公演をリピート放送。<LUNATIC FEST.>生中継直前にLUNA SEAのライブを堪能しよう。

■『LUNATIC FEST. 2018 スペシャルサポーター大募集』プロジェクト


募集期間:2018年5月25日(金)12:00~2018年6月30日(土)23:59
https://wizy.jp/project/104/
▼プロジェクトアイテム/価格
『LUNATIC FEST. 2018×FLYING POSTMAN PRESS特別号』(先行特典あり)
3,000円(税込・送料込)
※全16ページ(一般配布分は12ページ)
※特別号にお名前を掲載。一般配布より1週間先行でお届けします
※先行特典として、フリーペーパーと合わせて、ルナフェス会場にて展示する特大パネルにもお名前を掲載させていただきます
※サポートには、クラブレコチョク会員登録/ログインが必要です
※特大パネル展示スペースはルナフェス会場内になります。ご覧いただくには入場チケットが必要になります
※配送は2018年8月1日頃を予定(一般配布より1週間先行でお届けします)
※一般配布日は8月10日予定
https://wizy.jp/project/103/


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