【インタビュー】Takuya「ずっと応援してくれた人に応えるために早く売れてあげたいと思っています」

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キャッチコピーは“群馬から新大久保のプリンスヘ”。15歳から26歳まで、地元・群馬で林業に従事していた青年が、得意の歌で身を立てるべく東京を目指し、K-POPの聖地・新大久保でダンス&ボーカルユニットのメインボーカルとして人気沸騰、満を持してソロデビューに至る。ボーカリストTakuyaのこれまでの歩みは、現代のちょっとしたシンデレラストーリーだが、伸びやかな中に強い芯のあるその歌声と同じように、彼の心の中にはまっすぐな道がある。異色の経歴を引っ提げて日本一の愛されボーカリストを目指す、明るい親しみやすさの中に熱さを秘めた、Takuyaの言葉に耳を傾けよう。

■何のために歌っているのか?という初心に戻った時に
■来てくれた人が楽しく帰ってくれることが一番かなと思った


――去年3月のCDデビューから、そろそろ1年半ですか。

Takuya:あっという間ですね。「もうそんなに経つのか」と思います。

――具体的に、どんな変化を感じてます?

Takuya:今までできなかったステージに立てているのは、すごく嬉しいと思います。自分の歌がカラオケに入ったこともそうですし、小さいころからカラオケが大好きで、カラオケでここまで来たようなものなので。そういうものが一つずつ叶っていくのが、すごく嬉しいですね。それまでは、自分たちの劇場で毎日ライブをやって、でも何も形に残らないというか、CDもMVも何もなかったんですけど、デビューさせていただいてからは、作品として全部残っているのが嬉しいです。たとえば地元の母や祖母が、カラオケに行って「Takuyaの曲が本当に入ってるんだ」とか、検索すればちゃんと出てきたりとか。会いに来なくても活動がわかるようになってきたことが嬉しいです。

――そうなると、ファン層も変わってくるんじゃないですか。

Takuya:広がってきますね。地元の人に「Takuya、売れたね」とか言われるんですけど、自分は何も変わってなくて、そういうところまで届くようになってきたということだと思うんですよね。デビューしてからそれをすごく実感してます。

――曲で言うと、最初の2枚のシングルはバラードで、「Takuyaはバラードシンガーなんだ」と思わせておき、その後はアップテンポが増えてきてる。

Takuya:まだ自分でも、何が自分の武器なのかよくわからないので、模索しながらいろんなジャンルをやってきたんですね。一番大好きなのは歌謡曲で、小さい頃からカラオケに連れていかれて、母が歌っていた「ラブ・イズ・オーバー」とか、高橋真梨子さんやテレサ・テンさんで育ったのが、いつの間にか新大久保でK-POPを歌うダンス&ボーカルのユニットに入ってダンスも学んで。ソロになって自分に何ができるだろう?と思った時に、最初のCDは、ずっと迷惑をかけたけど一番応援してくれる母に恩返ししたいと思って、「Mother」という曲でデビューしたんです。


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――良い話ですね。

Takuya:それから、今までは劇場で歌っていたのがイオンモールとかで歌うようになった。そしたら、今まで自分が見えていなかったファン層が見えてきたんですよ。家族連れとか三世代とかファミリー層が増えてきて、それは自分が「Mother」でデビューした時に描いていたイメージとちょっと違ったんですね。「もっとファミリー層に届く曲のほうがいいのかな」と思い始めて、どの世代でも曲を聴けば乗ってきちゃうとか楽しいなとか、そう思ってくれる曲に変えていこうかなと思って、それで少しずつアップテンポの曲が増えてきたんですね。

――ああー。なるほど。

Takuya:その前は4、5年間、ずっと新大久保で、ペ・ヨンジュン世代のマダムを相手に歌ってきたので(笑)。イオンモールに出た時も、そこの世代を取りにいくんだと思っていたんですけど、意外と小さい子が振り付けを真似してくれたりする。だから子供たちにもできる簡単な振り付けで盛り上がれる曲を歌いたいなと思って、今は活動しています。

――デビュー曲「Mother」は母親への感謝の歌で、2枚目のシングル「I Swear…永遠に君と…」はウェディング・ソング。

Takuya:ちょうど季節も6月とかで、それにかぶせていったんですけど。ああいうバラードは元々好きなんですけど、歌っていてちょっと早いなと思ったんですよ。自分はまだバラードに行くのは早いなと。ファンの方は自分が何を歌っても喜んでくれるんですけど、イオンモールとかで初めての人たちの前で歌った時に、「まだこういう曲を歌うのは早いな」と。いわゆる良い歌とかバラードは、ある程度名前が出てから歌うものなのかな?と思ったので。

――その次の3枚目「The One」から、アップテンポのロック調に変身して。8月に出た4枚目のシングルも元気の出る応援歌になってます。

Takuya:何のために歌っているのか?という初心に戻った時に、自分が得意なものを見せたいとかじゃなく、元気づけること、来てくれた人が楽しく帰ってくれることが一番かなと思ったので。そういう意味のある曲をこれから作っていきたいなというのが、今回のシングルなんですね。全部にちゃんとした意味を持たせて、しっかりCDにしたほうがいいと思ったので、今までがむしゃらに走ってきて、冷静に考えられなかったことをあらためて形にした3曲だと思います。

――リード曲は、「そばにいて」と「All Right」の2曲。

Takuya:「そばにいて」は、僕が歌詞を書いたわけではないんですけど、「こういうテーマでやりたい」ということを伝えて、一緒に作りました。今まで支えてくれたファンの人と、これからも手を取り合って歩いていきたいんだという思いを込めて。今回からレコード会社が変わったので、そういう思いもあって、「ここまで連れてきてくれてありがとう」という、そしてここからも一緒にどんなことがあっても手を取り合って、つらいことも一緒に乗り越えていこうという強い思いを持って作りました。


――「All Right」は、まるでアニソンのような未来の冒険へと誘う勇者の曲。

Takuya:「そばにいて」と曲調は違いますけど、言ってることは一緒かもしれない。「ONE PIECE」みたいなイメージで、同じ船に乗ってこれから一緒に旅に出ようよという歌です。僕らには誰にも負けない絆があるから、今までやってきた絆を胸に、この先もずっと進んでいこうという思いを込めた、アップテンポで乗れる曲です。子供たちができるように、簡単な振り付けにしています。

――もう1曲、カップリングの「元気でいて」もまた、明るい曲。

Takuya:「元気でいて」は、わかりやすく「これからもずっと元気でいてほしい」という思いを込めて作りました。意外と淡々とした曲なんですけど、不思議なことにいろんな人たちを集めてくれる曲なんですね。この曲が始まると子供たちもお年寄りの方も手を叩いてくれて、どの層にもわかりやすいのかなと思うし、歌っていて不思議な曲だなと思います。

――ちょっと懐かしい感じがしますね。リズムも60年代のモータウンっぽいし。

Takuya:元々、高めの年齢層を狙ったんですよ。60代より上の方向けに作ろうかなと思って、「元気でいて」というテーマと簡単な手拍子とか、そういう世代の方が参加できる曲を作りたいと思ったんですけど、意外と小さい子も集まってきて、「歌のおにいさんみたいだね」と言われる(笑)。自分の思っていなかった層にも伝わるような不思議な曲ですね。

――Takuyaはこれからこういう曲を歌っていくぞ!という、宣言のようなシングルですか。

Takuya:そうですね。本当に意味のある1枚になったと思いますし、初心を忘れちゃいけないと思うような全曲に意味があるCDになったと思います。これからも、こういう意味を持った曲を作っていこうと思いますね。

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