AKAI ProfessionalからコンパクトなスタンドアローンMPC「MPC ONE」登場

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MPCの伝統、スタンドアローンの操作性をより小さなボディに収めた新世代モデルが登場。AKAI Professionalから「MPC ONE」が発表された。発売は春頃の予定。

PCを使わずにハードウェア本体のみで動作するスタンドアローンMPCの最新モデル「MPC ONE」は、272×272×53mm・2.1kgというコンパクトなボディに多くの機能とツールを凝縮。プログラミング、エディット、ミキシング用FX、インストゥルメントが一切の妥協なく使用でき、充実した音楽制作を実現する。本体にはタッチでのサンプルのエディットやチョップを可能にする7インチ・タッチスクリーン・ディスプレイを備え、アサイナブル・ノブとファンクション・キーを使用することで、複雑なメニュー操作なしにアイデアを具体化することができる。


MPCを象徴する16のパッドには、豊かな表現力と妥協なきレスポンスを実現するベロシティ/プレッシャー・センシティブRGBパッドを搭載。重要なパラメーターにマッピング可能な4基のタッチ・センシティブ・コントロールと大型のデータエンコーダー、トランスポート・コントロールも備える。

サンプルのインポートは、外部メモリへのアクセス機能と4GBの内部ストレージによりカンタンに行える。SDカードやUSBメモリーを使って自身のライブラリーにアクセスすることも可能だ。

柔軟な接続性も魅力。ライン出力を搭載した楽器やMIDI機器が接続できるほか、USBコントローラーも接続可能。さらにCV/Gateモジュール/ラックのコントロール機能も搭載する。また、「MPC ONE」はスタンドアローン・モードとコントローラー・モードを搭載。付属のMPC 2ソフトウェアを併用すれば、さらに音楽制作の幅を広げることが可能だ。MPC 2ソフトウェアは、128トラックシーケンス機能、リアルタイム・タイムストレッチ、高度なMIDI編集、コントローラーモードにおけるVST互換性を備え、DAWとのシームレスな統合、再設計されたGUIといった特徴も備えている。


▲背面には1/4インチTRS入力、TRS出力、MIDI入出力、CV/GATE出力、USB Type-A、Type-Bポートなどを配置。ステレオミニヘッドホン出力とSDカードスロットは手前に用意。

このほか高評価のシンセやミキシングツールから、需要の高いサンプルやループまで、音楽制作にうれしいソフトウェアがバンドルされるのも見逃せない。MPCの定番サウンドに加え、RawCutz、Sample Tools by CR2、F9、Decap MSX Sound Design、MVP Loopsなどのサウンドデザイナー制作のドラムサウンド&ループライブラリーが付属。またインストゥルメント・プラグインElectric、Tubesynth、Bassline、ミキシング/マスタリング用のAIR FXも用意。プロフェッショナルな音楽制作環境が構築できる。

製品情報

◆MPC ONE
価格:オープン(市場想定価格 90,000円前後の見込)
発売日:2020年春頃予定
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