【インタビュー】SAY-LA、「タイトルを見た時はざわついていた」忘れられない正統派アイドルソング「水色ラフレシア」

ポスト

■「同じ夢を目指して集まった仲間と一緒に」
■武道館という目標がもたらしたもの

──では次に「かけがえないLove & Peace」ですが、とても大きなメッセージが込められているようですね。

ももち:今はコロナだったり、いろんな国で平和じゃない出来事がたくさん起きたりしますよね。急に世界を平和にすることは難しいと思うけど、まずは目の前にいる人を幸せにして、笑顔にしていこうっていう曲になっています。

藤沢:《世界中の平和のために》っていうフレーズ、壮大な感じがしてすごく好きです。まずは自分が出来ることからだと思うから、例えば私たちだったらファンの人たちを幸せな気持ちにしてあげるとか、そういうことも平和につながっていくんだよなって思います。

沙藤:私は“かけがえのない人が幸せであるように”というところを歌う時、ファンの皆さんはもちろんですが、家族のことも思い浮かべながら歌いました。レコーディングはいつも全員がまるまる1曲を歌って、あとで歌割が決まるんですが、仲良くそして力を合わせて生きている三姉妹のことを考えながら歌ったこの部分が採用されて嬉しかったです。

小椋:私は《匿名の言葉のナイフ ばら撒かれてる》というところがすごく印象に残りました。こういう活動をしていると、嬉しいことももちろんたくさん言ってもらえるけど、嫌なこともいろいろ言われたりするんですね。でも私たちがまず目の前にいる人をハッピーな気持ちにしていけば、次はその人たちが周りの誰かを幸せにしようっていう気持ちになって、そういうことも減っていくんじゃないかなって思うんです。優しさが広がって、平和につながっていくといいなって思いながら歌いました。

──4曲目は「約束の三年目 〜今ここから描き出す物語〜」。メンバーにとってもファンの皆さんにとっても、大切な思いが凝縮された1曲が生まれましたね。

藤沢:3年前に、日本武道館で単独公演をやるという宣言をしたんですね。その後「三年後の約束」という曲を出させていただき、3年後の武道館を目指して頑張ってきました。私自身、あの宣言をしたときはまだふわっとした気持ちというか、武道館を目標にしているアイドルさんはすごく多いから自分もそこを目指すぞっていう漠然とした感じではあったんですが、メンバーが卒業したり、逆にこの目標を知って本気で目指してくれているメンバーが入るたびに、自分の気持ちもどんどん強くなっていったんです。結果としてその目標は達成できず今に至っているんですが、この曲には、同じ夢を目指して集まった仲間と一緒に、いつか武道館に立てるようにここからもっと頑張ろうっていう思いが込められています。

──その宣言をされた時のメンバーは藤沢さんだけですが、その後加入された皆さんはどんな気持ちでこの曲を受け取りましたか?

小椋:私は3年前に宣言したメンバーではないけど、この曲ができたことで、ちゃんと武道館を目指す一員になれたなって思いました。

ももち:《同じ夢を見て集った仲間たち そうきっと今よりもっと強くなれる》という歌詞がすごく嬉しかったです。

七聖:完成したものを聴いて、すごく感動しました。自分たちの曲だけど、改めて歌詞が入ってきたというか。ファンの皆さんにも思いが伝わるといいなって思いました。

加藤:ちょうど3年目になる時に私たち(加藤と七聖)が加入したんですが、前のメンバーのままだったら武道館に行けてたのかもしれない…なんて思うこともあったんです。でも今、私はこの曲を歌えている。やっと仲間になれたって思わせてくれた、大切な曲です。

咲山:宣言した時はいなかったけど、私はその宣言を知った上で入っているから、同じ気持ちだと思っていて。叶えられなかったっていう事実はあるけど、ここまでの時間は無駄じゃなかったし、これまでの活動や経験を糧にまた新たなメンバーで頑張っていこうっていう強い気持ちが込められていて、本当に大好きな曲です。今4人の話を聞いていて、ちゃんと自分たちの曲だって言ってくれているのが嬉しかったし、この4人がいなかったらSAY-LAは続けて来られなかったなって改めて思いました。

沙藤:私と咲山さんは同期で、ちょうどSAY-LAに加入して3年目になるんですね。だから「三年後の約束」を聴いたり歌ったりすると、加入した時のことを思い出すんです。そして今回の曲を聴くと、この3年間本当にいろいろあったなって思う。私はSAY-LAが大好きで入ったし、SAY-LAのためになれたらと思って過ごしてきたんですが、力不足なのかなって思ってしまうこともありました。でもSAY-LAが大切だっていう気持ちは何年経っても変わらないし、いろんなことがあったけど、それでも入ってきてくれた新しいメンバーがいる。自分が加入した時に思い描いていた夢があるように、新メンバーのみんなにも期待を持って活動してほしいなって思うから、これからもっと頑張って引っ張って行かなきゃなって思うようになりました。「三年後の約束」はSAY-LAにとってとても大きな意味のある曲で、その通りには進めなかったけど、でもまだ頑張っていいんだよってチャンスをもらえたのがこの「約束の三年目 〜今ここから描き出す物語〜」かなって思います。これからもSAY-LAを大切に、このメンバーとファンの皆さんと、過ごしていけたらいいなと思いながら歌っています。

──ますます素敵にパワーアップしていく今後のSAY-LAに注目ですね。

藤沢:はい。今後は休養中だった(星奈)さなも含めた8人で、より一体感を感じてもらえるようなSAY-LAにしていきたいし、日本武道館という大きな目標に向かって、ひとつひとつのことをしっかりこなして、もっと大きなSAY-LAになっていきたいです。今年12月21日には、SAY-LAが7周年を迎えるんですね。このメンバーでイベントを大成功させて、2022年に繋げていきたいなと思っています。

取材・文◎山田邦子

New Single「水色ラフレシア」

2021年10月12日(火)発売‬
‪■A-Type
IGET-18 ¥1,300
■B-Type
IGET-19 ¥1,300

[CD]
1. 水色ラフレシア
2. 純愛ペスカトーレ
3. かけがえないLove & Peace
4. 約束の三年目 〜今ここから描き出す物語〜
5. 水色ラフレシア(off vocal version)
6. 純愛ペスカトーレ(off vocal version)
7. かけがえないLove & Peace(off vocal version)
8. 約束の三年目 〜今ここから描き出す物語〜(off vocal version)

▲「水色ラフレシア」A-type

▲「水色ラフレシア」B-type

ライブ情報

<SAY-LA 7周年公演>
2021年12月21日(火)渋谷CLUB QUATTRO
詳細はSAY-LA公式Twitter、公式サイトにて

この記事をポスト

この記事の関連情報