ピンク・フロイド、Bloodhoung Gangの“Boobies”にOKをだす

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 Bloodhound Gangの最新アルバム『Hooray For Boobies』は、収録曲の権利問題の為に、米国での発売が1年近く遅れた。その中の一つは“Right Turn Clyde”で、Pink Floydの“Another Brick In The Wall, Part 2”を使用している。Bloodhound Gangは、オリジナル歌詞の“All in all you''re just another brick in the wall(所詮、君は壁のレンガの1つ、大勢の中の1人でしかない)”を“All in all you''re just another d--k with no balls(所詮、おまえは根性ナシのマヌケ野郎の1人でしかない)と変えていた。

 Bloodhound Gangのシンガーで曲作りを担当するJimmy Popが、アルバムの発売延期の経緯をLAUNCHに語ってくれた。「もともとは、Pink Floydが俺等のリメイクを訴えるっていう話で、弁護士がその曲をアルバムから外せって言ってきたんだ。それで、本当はヨーロッパと同時に発売されるはずだったのが、アメリカでは初版の30万枚を破棄せなければならなかったんだ。それからRoger Watersが曲を聴いて、“でもさ、僕は気に入ったよ”って言ってくれたんで、ヨーロッパではそのまま出せたんだ。でも、去年の5月から今年の3月頃までは、ヨーロッパを中心に力を入れて活動していたんで、結果としては、かえって良かったかなと思ってるよ」

 『Hooray For Boobies』は、最終的には“Right Turn Clyde”を含んで米国で発売された。Bloodhound GangはこのアルバムでPink Floyd以外にもMetallicaの“For Whom The Bell Tolls”、Frankie Goes To Hollywoodの“Relax”、Falcoの“Rock Me Amadeus”の歌詞を使用、Associationのヒット曲“Along Comes Mary”をカヴァーしている。
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