SKA PUNKカルチャーを取り巻いたハッピーライヴ!

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SKA PUNKカルチャーを取り巻いたPOTSHOTの存在
そんな彼らの魅力が詰まったハッピー・ライヴ!


シングル
「To That Light」

6月23日に、ニューシングル「To That Light」を発表したPOTSHOTがライヴイベントに参加した。このイベントは、"SKA?! PANIC"と題され、SKA-PUNK BANDを中心に構成された内容だ。関西からドーベルマン、横綱一番を迎え、元DUCK MISSLEのPablo-Brainなども目玉とされたノリにノッた内容で、チケットも早々にソールド・アウトとなったようだ。

 そのなかでPOTSHOTはイベントの中盤に登場。構内の温度が一気に上がったかのような怒濤を感じる。メニューは新作を中心に、早くも代表曲となった「BE FREE」も演奏され、コーラスワークとホーンアレンジからノリの良さと親しみやすさ、つまりはみんなで歌えて、身体でノレるPOTSHOT流SKA-PUNKを展開させる。メンバーは舞台下手から、BASSを低く構えたイカツい視線を飛ばすICHIKAWA、センター後方はタイトな8ビートを叩き出すKOBAYASHI、フロントでは、髪を逆立て自由にノリを確かめながら力強く歌うRYOJI。そしてホーン隊の2人は、小柄ながら、楽しそうに大きなトロンボーンを抱えたCHUCKYとトランペットのMITHIY。そのちょっと後方にギターのSATOSHIという6人編成だ。

 POTSHOTの持つ可能性は無限で、TV-FREAKというレーベルを通じてそのサークルを広げたところ、それによって得た縦のつながり、横のつながり、そして、ただ音楽性としてのSKAとPUNKの融合ばかりでなく、カルチャーとしてお互いを取り巻く部分まで合わせ持ったところが魅力と言えるだろう。そういった魅力すべてが憎いまでに、このハッピーなライヴに良く表われている。まさに勢いに乗っている彼らだが、昨年13万枚売リ上げた3rdアルバム『POTSHOT 'til I die』、アメリカのバンド・THE CHINKEESやMU330と組んで平和を目的としたコンピレーション盤の制作、"元祖みんなで歌おうパンクソング"をテーマに掲げるニューロティカのトリビュ-ト盤の企画というように、音源としてもエポックメイキングのものを発表し続ける姿勢は、実績とともに見事。ただのブームと言うわけではなく、エンターティナーとしても一流の証と言えるだろう。

 この日のセットは文字通りあっという間に終わった感が残った。そう思うと、やはりワンマンをじっくり観たいところ! メガ級に膨れ上がった日本のインディーズの中において、彼らの根をおろした活動……、特に楽しく一体感あるライヴは、まだまだその勢いのとどまるところを知らないPOTSHOT。彼らの貫禄からは、ライヴステージの場であるこのロフトでさえ窮屈に感じられた。それはPOTSHOTのスケール感がそうであるように、バンドの充実の賜物なのだろう。

文●中嶋儀幸

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