スレイヤーの裁判に不利となる連邦取引委員会の最新報告が発表される

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Federal Trade Comission(FTC/連邦取引委員会)は、内容警告のステッカーが貼付されているアルバムのほとんどが、17歳未満の若者に向けて宣伝販売されているとの最新調査報告を発表した。この報告により、SlayerとSony Musicは厳しい立場に追い込まれるかもしれない。'95年にカリフォルニア州でElyse Pahlerが拷問を受けて強姦、殺害された事件で、犯人の10代の少年たちはSlayerの音楽に影響を受けたとされており、被害者の遺族はバンドとレコード会社を相手取って、そのマーケティング戦略に問題があったとして訴訟を起こしている。FTCは“過激な内容を示す警告ステッカーが貼付された55作品を調査した結果、全作品とも17歳未満の子供をターゲットとしていた”と報告している。

この報告は、被害者の両親によるサンルイオビスポ民事裁判所への訴えを支持する証拠となりそうだ。遺族側の弁護士、Allen HutkinがLAUNCHに語る。
「第1回目の公判で、FTCの前回の報告内容について多岐にわたる論議がされたことを考えれば、音楽産業がこういう種類の音楽に関し、子供たちを対象とした宣伝販売を継続しているという最新報告の内容が、法廷で議論されることは間違いないでしょう」

HutkinがSlayer裁判の進行状況をLAUNCHに教えてくれた。
「2、3日中に被告側の弁護団から次の動きがあるでしょう。我々は、その申し立てを受けて30日以内に反論を提出し、今度は相手側が20日以内にそれに対する返答を提出することになります。裁判所では、次の公判日を6月末頃に設定すると思われます。夏頃に改めて行なわれるだろう審理で、すべての事柄を初めから再検討することになるでしょう」

FTCの調査報告書によると、Blink 182DMX、Crazytown、Rage Against The MachineJa Ruleの作品のTVコマーシャルは、MTV、UPN、BET各局の番組枠のうち、放課後から夜の早い時間帯に流されているとしている。また、要保護者許可のステッカーが貼付されていた147作品のうち、紙面広告でも同様の警告が記述されていたのは45作品のみであったとしている。

コネティカット州の民主党上院議員のJoseph Liebermanは、有害な作品の蔓延を防ぐために、未成年者を対象に成人向け作品の宣伝を行なったレコード会社や映画、ゲーム会社を罰する権限をFTCに与える法案を提出している。

Darren Davis、ニューヨーク
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