ビーチ・ボーイズのアラン・ジャーディンがブライアン・ウィルソンらに対し訴訟を起こす

ポスト
Beach Boysのグループ名をめぐり、メンバー間での争いが続いている。Alan Jardineは6月29日(金)、Mike Love、Brian Wilson、Melinda Wilson(Brianの妻)、Bernard Gudvi(Carl Wilson Trust取締役)、Brother Records, Inc.(BRI)を相手取り、連帯義務および宣言的救済違反でロサンゼルス上級司法裁判所に訴訟を起こした。Jardineはこの訴訟の一部で「Beach Boysのコンサートとツアーに関連した交付送達を受けることから不当に除外された」と主張している。

Jardineは"The Beach Boys Family and Friends"という名称の継続使用をめぐって争っている。彼はここ数年間、その名の下でツアーを行なってきたが、'98年のBRI役員会議でJardineが反対したにもかかわらず、Mike LoveにBeach Boysの名を使用する許可が与えられた。BRIの弁護士Ed McPhersonは、会社が当時、Loveが30年間もバンドのリードヴォーカルを務め、最も関係の深いメンバーであるという理由から、彼にバンド名の使用を許可したという。一方、Jardineがリードヴォーカルをとっているのは1曲である。Jardineは彼の2人の息子、MattとAdam、Brian Wilsonの2人の娘WendyとCarnie Wilsonを含む"The Beach Boys Family and Friends"の中で唯一のBeach Boysオリジナルメンバーである。'99年の春、BRIはJardineに対してBeach Boysという名の使用を禁止する訴訟を起こした。

Jardineはまた、今回の訴訟で次のように述べている。「Jardineは裁判での審理によって少なからず被害を被り、実質的に500万ドル以上の被害が出た」。要するに、Jardineはこの訴訟で「裁判で決定された額の損害賠償金、陪審員の判断による懲罰的損害賠償金、この訴訟で生じた裁判費用、宣言的救済、裁判所が妥当と認めたその他の追加救済」を要求している。

McPhersonは、Jardineの主張は苦肉の策で、まったく「奇をてらった」ものだとLAUNCHに言う。裁判の日程はまだ決まっていない。

Sue Falco, New York, LAOUCH.com
この記事をポスト

この記事の関連情報