知らず知らずに口ずさめる10篇の愛のスクラップ、1stアルバムついに登場!

ツイート
~

BARKS注目、ISSUEの1stアルバムがついに登場!
知らず知らずに口ずさめる10篇の愛のスクラップ。


強さ、優しさ、切なさ……、そんな10篇の愛の形を綴った1stアルバム『LOVE SCRAPS』をリリースしたISSUE
自分を愛して、自分の人生をもっと愛したいという歌もあれば、愛するが故に生まれる切なさ、憎しみを歌ったものもある、という。
つまり、感情表現豊に彼らが提示するものは“歌”。
今作の完成により、自分たちの最も土台であるその部分を確立できた、と語る。

常に変わり続けていかないと見えなくなるものが多くなるな

1st ALBUM

『LOVE SCRAPS』

one-philosophy OTCA-1004
2001年11月21日発売 2,625(tax in)
1. “ソラ”へ
2. スプラッシュ
3. PRESSURE PRESSURE
4. 十一月
5. アポロ
6. (UTOPIA)
7. はじまりのうた
8. DAYS(ALBUM VERSION)
9.
シズク
10.
CLOWN



――ファンにとっても、本人達にとっても待望の1stアルバム『LOVE SCRAPS』ですね。まずはどのようなアルバムであるか、ご紹介ください。

藤田真琴(Vo&G):
バンドのスタンスとして、メロディと歌の部分、軸を前に出せたと思います。あんまり大げさでもないんだけど、こういうバンドなんです!って。1stアルバムっていうと勢いを出すケースが多いんですけど、僕らの場合は“歌”が第一なので、それを出しました。言わば、挑戦状ですね!(笑)

廣橋 健(G):
そういった中でもいろんな曲を集められたんで、聴いて飽きないと思いますよ。

――それでは、BARKS初登場&注目ということで、バンドの歴史を聞かせて下さい。


▲左から時計回りに、青木大全(Dr)、坂井“カズオ”高広(B)、廣橋 健(G)、藤田真琴(Vo&G)
藤田:
6年前に廣橋と前任のベースと僕の3人でバンドを始めたんです。で、ドラムがいなかったので、地元埼玉の楽器屋で(青木)大全を紹介してもらって4人編成になって。それで2年前に以前からの知り合いだったカズオ(坂井高広)がベースのメンバーチェンジのときに入りました。そこから音楽的に何をやりたいかってはっきりしてきたんで、そこからがバンド、ISSUEのスタートって言っていいかもしれない。

――1stシングル「シズク」は実に印象に残る曲で、このアルバムにも収録されていますね。

青木大全(Dr):
この曲は、スタジオに入ってるとき、真琴がアコギでぽろぽろ弾いていたんで、それにみんなで合わせて自然に完成させたんですよ。それがなんか……すごく“僕たちの歌”ってものを感じさせてくれたんです。だから、一番手の表示としては当然だった、と思いますね。

――そのシングルからキハラ龍太郎さんとコラボレーションしてますが、彼のプロデュースワークがバンドに与えた影響を聞かせて下さい。

藤田:
歌をもっと際立たせることに関しては、熱心な方でした。

廣橋:
例えば、コードを変えるときに、繋ぎのコードを入れるとメロディが滑らかになるなんて教えて頂きましたね。今まではどこかイビツに聞こえていたんだけど。

青木:
そういう点で、歌の伝わりやすい形を学んだと思いますね。それって、自分たちの頭の中にある音を相手に伝えるためには、まず、自分たちと向き合うことが必要だってことなんですよね。それも僕たちの大きな成長かな。

――“歌を伝える”というテーマがあるようですが、そこに行き着いたのはなぜでしょう?

藤田:
最初は曲ごとにやりたいものを出すって感じで、ある意味バラバラだったんですね。で、いろんなこと試していくうちに、どうするほうが気持ちいいのかって考えて、演っていくときに少しずつ路線が、方向性が固まっていったかな。……うん、気持ちいいってところなんだと思います。

――みなさんメンバー4人が作詞、作曲されますよね。それが4人の強みでもあるんですよね。

藤田:
ええ、そうですね。曲はみんなが書いて、歌詞も曲を書いた人が書くことが多かったんでけど、最近歌詞に関しては僕が多くなってます。メンバーも、お前が歌うんだからお前の言葉で書けよって言ってくれたし。自分でも強い言霊、言葉の持つ力強さって本人じゃないと出てこないと思うんで、将来的にはそこを突き詰めていきたいですね。でも、そういう意識が芽生えて詞を書くって大変な作業なんですよね。より良いものを求めていく上で、苦しむことは当然なんですけど。

青木:
その点もキハラさんに教えてもらったとこなんですよ。今まではカッコいい言葉をただ並べたりもしてたんですけど、「これはどういう意味なの?」って指摘されて。言葉うんぬんよりも、ちゃんと風景が思い浮かぶものが人の心に入っていくと思うようになったかな。それには、ちゃんと歌う人が書いたもののほうがいいと思ってますね。そういう面で僕らが頑張るのは違うかなと。

藤田:
うん、僕らは4人でISSUEなわけで、そのISSUEって集合体を大きくするには1人1人が大きくなって行かないと思うんですよね。それにはこだわりを持ちつつも、いろいろな面で刺激し合わないといけないなって。僕らは、誰かひとりが引っ張っていくバンドじゃないですからね。

――では、そうやってできたアルバムは想像通りの作品となりましたか?

藤田:
昔は、もっとむちゃくちゃなものになるだろうなって思っていましたね~!

青木:
おそらくそこが“歌”ってところでつながったんだろうね。振り返ってみるとよく分かりますよね、楽器やメロディや僕らが共有した時間も全部ひっくるめた全体で“僕たちの歌”だったんだなって。

――そのせいか、歌に力がついてきたように感じますよね。

藤田:
ありがとうございます! 僕ら、ライヴバンドだとも思ってるんですけど、ライヴに来てもらうってことは僕らの存在を確かめてもらうってことだと思うんです。曲を聴く以上のものをどう与えるのかって。そういう意味では難しいことなんですけど、楽しいことでもあるから、真剣勝負で。それがアルバムにも反映できたかな。

青木:
僕らが伝えたいエネルギーの大きさに、僕ら自身もついていけているように思いますね。それでやっと聴き手に対しても徐々に伝わり始めてるって。うん、密かな自信を感じてますね。

坂井“カズオ”高広:
そうそう、聴いてくれる年齢層がだんだん広がってきてるんです。それは、僕たちの音楽が普遍的に残っていくものかなって、今、ひしひしと感じていますね。

――そうやって“歌”にこだわって、流れるような美メロを作り出すISSUEだからこそ、影響を受けたアーティストが知りたいのですが。

青木:
僕は、U2WHO奥田民生。存在として大きいもの、感動するものですね。

廣橋:
デヴィット・ボウイブラースタイル・カウンシルあたりかな。メロディがあるんだけど、どっかひねてるものが好きですね。

藤田:
僕は、エクストリーム、Mr.BIG。'80年代後半~'90年代のヴォーカルやメロディがはっきりしてるハードロックが好きでした。クイーンなんかも入りますね。

坂井:
ブラック、ソウル、モータウン、基本的にはリズムが立つ音楽が好きでしたね。

――なるほど。 “歌”を届かせる為に心がけていることがあったら聞かせて下さい。

青木:
いろんなことを知ることですね。常に変わり続けていかないと見えなくなるものが多くなるなって、最近感じてますから。

藤田:
常に音楽のこと、バンドのこと、自分がどんな人間になりたいかって頭に置いていたいですね。漠然と生活してると何も拾えないんですよ。世の中にあるいろんなものを拾うようにアンテナを張って、自分を磨いていくことをやっていきたいなって。

坂井:
たくさんの人に届けるようには、世間を知ることだと思って、新聞を読むようになりました。

一同:笑

坂井:
ええ~、僕にとってはすごい成長なんだよ!(笑)

廣橋:
僕らの音楽って、生活の傍らにあるようなものなんですよ。そういう空気に溶け込むようにするには…って、常に感じていることが、今後の成長にかかわってくるんじゃないかなって思っていますね。

取材・文●中島儀幸


about Issue

藤田真琴(Vo&G)、廣橋 健(G)、坂井"カズオ"高広(B)、青木大全(Dr)の4人からなるISSUE。

'95年3月、藤田と廣橋を中心に結成。メンバーチェンジを繰り返し、'96年に青木が加入。'97年、新宿ヘッドパワー(ライヴハウス)主催のコンテストで優勝、オムニバス・アルバム『TeaMODE ASSORTEDFLAVORS vol.1』に参加。

続いて'98年にもオムニバス・アルバム『YOTSUYA MUSIC FOUNDATION』に参加。'99年7月には独自に「CHORDBOX」をリリース。同年9月に坂井が加入し、現在のラインナップに。同年11月にはデモテープ「アポロ/スクイの唄」を発表。2000年には第10回北沢音楽祭にオープニングアクトを務め、そこで配布したサンプルのテープ「“ソラ”へ/サマージャンプ」が話題となる。

.

そして、2001年4月には、アレンジャーにキハラ龍太郎を迎え、シングル「シズク」(one-philosophyレーベル)をリリースした。

メンバー4人が作詞・作曲できるのが強みのバンド(ちなみに「シズク」は藤田作詞・作曲、カップリングの「DAYS」は廣橋作詞・青木作曲)。こういった4人それぞれから作り出される素材をもとに、バンドという形でまとめ作品として世の中に出すという思いから、バンド名をISSUEに。

CD作品ではポップで、大作志向だが、ライヴではロックスピリットを強く見せている。

この記事をツイート

この記事の関連情報