AMAのDick Clarkがマイケル・ジャクソンらの出演問題でグラミー賞のボスを訴える

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12月19日(水)、American Music Awards(AMA)を開催しているDick Clark Productions(DCP)が、Grammy Awardsの主催者であるRecording Academyの代表、Michael Greeneに対し訴えを起こした。DCPは、Michael JacksonがGrammy出演のために今年のAMA授賞式への出演を取りやめたことなどから不当取引を訴えている。DCPは有名プロデューサーで音楽TVパーソナリティのDick Clarkの制作会社。

ロサンゼルス高等裁判所に提出された訴状内容によると、ClarkはGrammy出演に関する条件がDCPへの契約妨害、将来的取引の妨害、そして不当競争禁止法違反にあたるとし、1000万ドル以上の賠償金および該当条件の排除を求めている。

Clarkは、Grammy Awards管轄機関の代表であるGreeneが「何年にもわたり、AMA授賞式でライヴを行なったアーティストはGrammy授賞式でライヴ出演ができないという条件を施行している」とし、AMAに出演したためにGrammyのブラックリストに載せられたアーティストの最近の例として、Sean "P. Diddy" CombsToni Braxtonの名を挙げている。その他にもLeAnn Rimesの名などが挙がっており、「最終的には非常に長いリストになるだろう」と述べている。

またBritney Spearsが、GreeneからGrammyに出演できなくなると告げられたために、2000年度のAMA授賞式出演を撤回した件が例として取り上げられている。Spearsの出演中止決定は、DCPが「(彼女用の)凝ったステージセットを制作し、ライブ出演の公式発表も行なった」後になされたのだという。

Greeneのいわゆる“ブラックリスト方針”は、今年のスーパースターMichael Jacksonの場合にも再び適用されたという。Jacksonは1月に開催されるAMA授賞式への出演について、11月28日に口頭で同意していたが、2月のGrammy Awards授賞式への出演依頼を受けたことを理由に12月13日にDCPに出演撤回を通達してきた。

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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