R. ケリーが未成年者との性交渉でまたもや訴えられる

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グラミー獲得アーティストR. Kellyが、未成年の少女の弱い立場につけこんだ容疑で、3件目の訴訟を起こされた。シンガー/ソングライターのKellyは、すでにイリノイ州検察局とシカゴ警察により、17歳未満の少女との性交渉および18歳未満との性行為をビデオ撮影した疑いで調査されている。両行為はイリノイ州法で重罪として禁止されている。

4月29日(月)、Patrice Jones(20歳)は、16歳のときにKellyと9ヶ月間交際していたとし、Kellyによって妊娠した彼女は、中絶するよう強いられたと訴えた。Jonesの弁護士は、Kellyを訴えた別の2人の代理人も務めていたSusan E. Loggansで、彼女はNew York Post紙に次のように語っている。

「17歳くらいの少女が、そうした状況でまともにものを考えることなどできません。彼は彼女を脅かして中絶させるようにしたのです。未成年者に対するこれだけ様々なことが出てきても、彼はまだ自分のことを被害者にみせようとしているのです」。Jonesは5万ドルを超える損害賠償を求めている。

R. Kellyの弁護士Gerry Margolisは、彼の依頼人は最新の訴訟に対して闘うと話している。「これまでは、Robert(Kelly)に対する一連のひどい申し立てについて、私たちは円滑な方法をとってきました。これらの容疑を法廷に持ち込んで彼を弁護するという関係者全員に傷が付くような方法よりも、穏便に解決させることを選んでいたのです。どうやら人々はR. Kellyのことを、単に訴えると脅せば金を出してくれる“歩くATM”かなにかのように思っているようです」

Kellyはすでに、少女との交際に関連する2件の訴訟を示談で解決している。'98年には、15歳のときにKellyによって学校を退学するように言いくるめられ、彼や他の人たちと性交渉を持つように仕向けられたと主張していたTiffany Hawkinsによる訴えが示談に落ち着いた。そして今年の4月初旬、Tracy Sampsonによる訴えも、合意金額は不明ながら示談となっている。Sampsonは、コロンビア大学に通うかたわらEpic Recordsでインターンとして働いていた17歳のときに、Kellyが権力者としての立場を利用して誘惑してきたと主張していた。Kellyは現在、当局の調査対象となっている。ことの発端は、Kellyと複数の女性との性行為が映っているとされるビデオ・テープが、Chicago-Sun Times紙宛てに匿名で送られきたことによる。その後、ビデオに映っている若い女性のひとりが、叔母であるR&BシンガーのSparkleによって確認された。彼女によれば、問題の性的行為が行なわれた当時、少女は14歳だったという。Kellyは、この容疑を晴らそうと努力するなかで、有名な私立探偵Jack Palladinoを雇っている。

Yves Erwin Salomon, New York LAUNCH.com
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