オールスター・ヒップ・ホップ・コンサートで乱闘が発生、途中で打ち切りに

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LL Cool JNellySnoop Doggらが出演して、8月11日にカリフォルニア州アービンのVerizon Wireless Amphitheaterで行なわれていたヒップホップ/ラップ・コンサートが、乱闘騒ぎのために警察が出動する事態となり、途中で中止になった。

ラジオ局の後援によるKKBTライヴのラインナップには、Ja RuleMystikal、the Murder Inc. Family、Truth Hurts、Avant、Dave Hollister、Mr. Cheeks、Trick Daddy、Trina、Amerie、Tweetらも含まれていた。

警察によると、乱闘は7時35分、LL Cool Jのライヴ中に起こり、最終的にメインステージにまで及んだ。これにより、来場していたおよそ1万5000人の観客が、当初予定されていたショウの終了時間より30分早く会場から避難させられた。

アービン警察のDave Freeland警部補は、事件についての声明の中で次のように報告している。「警備担当者の報告によると、紫と赤の服を着たギャング団がステージに乱入し、イベントを乗っ取った。また観客の話によると、金属棒を持ったギャング団がバック・ステージに乗り込み、その棒で人々に殴りかかった」

「警備会社はコントロールができなくなり、警察に助けを要請してきた。アービン警察からおよそ34人の警察官が出動し、さらにガーデン・グローヴ警察とサンバーナーディノ郡保安局のギャング部隊、Orange警察、州警察などから40人の警官がかけつけ、現場を取り締まった」

同警部補は「隣接区域に協力を求めた結果、さらに7つの警察から42人の警官が出動した」と付け加えている。

パフォーマンスが予定されていたヘッドライナーのJa RuleとNellyは、この事件のために演奏を行なわなかった。この乱闘で直接の逮捕者は出なかったものの、コンサート中に麻薬所持、迷惑行為、警官への襲撃、宣誓釈放違反などで30人が逮捕された。ステージの乱闘で重傷を負った被害者やケガを負った警官はいなかったと報告されている。

Jason Gelman, New York (C)LAUNCH.com
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