アレハンドロ・サンス、ラテン・グラミーの3部門で受賞、シャキーラはベスト・ビデオ

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スペインのAlejandro Sanzは、ラテン・グラミー賞でノミネートされていた4部門のうち3部門の受賞を手にし、再び大きな勝利を得た。

Sanzは'01年も4部門受賞という快挙を成し遂げたが、その喜びはほろ苦いものだった。昨年のショウは9月11日に予定されていたが、テロ攻撃のため延期となり、ついにはキャンセルされた。最終的に授賞式は小規模なかたちで行なわれ、テレビ中継はなかった。

今年、Sanzは『MTV Unplugged』でアルバム・オブ・ザ・イヤー、『Y Solo Se Me Ocurre Amarte』でソング・オブ・ザ・イヤーとレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

他に複数の賞を手にしたのは、コロンビアのシンガーCarlos Vives、メキシコのRamon Ayala y Sus Bravos del Notreで、それぞれ2部門で受賞。Vivesは『Dejame Entrar』でコンテンポラリー・トロピカル・アルバム、「Dejame Entrar」でトロピカル・ソングを、Ramon Ayala y Sus Bravos del Notreは『El Numero Cien』でベスト・ノルテノ・アルバム、「Del Otro Lado Del Porton」でベスト・リージョナル・メキシカン・ソングを獲得した。

その他にコロンビアの国際的スーパースター、Shakiraが「Suerte (Whenever, Wherever)」でベスト・ビデオを、キューバのサルサ・クィーンのCelia Cruzが『La Negra Tiene Tumbao』でベスト・サルサ・アルバムを受賞した。

ベスト・ロック・アルバムにはチリのロックスター、La Leyの『MTV Unplugged』が、ベスト・ニュー・アーチストにはMadonnaのMaverick Musica labelと契約したキューバン・アメリカンのシンガー、Jorge Morenoが選ばれている。

ショウのパフォーマンスはサルサのスター、Marc Anthonyのダイナミックなナンバー「Celos」で始まった。Nelly FurtadoとJuanesが「A Dios Le Pido」をデュエットを披露し、メキシコのシンガーThaliaは「No Me Ensenaste」を歌った。さらに、Carlos Santanaと、サンディエゴを拠点とするP.O.Dが「America」で会場を沸かした。このトラックは、10月15日にArista Recordsから発売されるSantanaのニュー・アルバムの中に収められる。

*NSYNCのJustin TimberlakeやBackstreet BoysのNick Carter、Daisy Fuentes、Jennifer Love Hewittなどはプレゼンターとして登場。Gloria Estefan、Jimmy Smitsが司会を務め、その模様はCBS-TVで放映される。

式の中で、SmitsとEstefanは昨年の授賞式のキャンセル、テロの攻撃について触れ、Smitsが「今年わたし達は、わたし達なりに生きていくという新しい決意のもと、ここロスアンゼルスのKodak Theatreに集まりました」とコメントすると、Estefanが「わたし達は亡くなった人々、復興に力を注いだ人々に敬意を表します。ニューヨークを愛しています」と続けた。

Jason Gelman (C)LAUNCH.com
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