心に染み入る歌声を持つヒップホップ・ソウル・シンガーAI

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自分の歌で人の人生をも変えらるようなアーティストになりたい


US、Def Jamのイメージ/スタンスを受け継ぎ、DABOS-WORDSPHERE of INFLUENCE
それぞれ個性の違うアーティストを輩出し、日本のシーンにあらゆる角度から
大きな影響を与えてきたレーベル、Def Jam Japan。
2003年1発目のリリースは"Hip Hop Soul ”シンガーとして、レーベル初めてのB-GirlとなるAIだ。

日本語も英語を自由に操れ、すでに何枚かの作品もリリースし、着実にキャリアをつんできたAIが、
Def Jam Japanらしさを取り入れてリリースするのがシングル「最終宣告」
今作でとにかく注目して欲しいのは、彼女の深みのある歌声だ。
今、AIは何を考え、どう進んでいくのか…。
若さいっぱいの素直さと、地に足のついた強さが印象的な彼女に迫る。

「みんなも勇気を出して、嫌なこととか耐えられないこととか、“最終宣告”しちゃって」

最新シングル

『最終宣告』

Def Jam Japan
2003年01月29日発売
UICJ-5012 1,260(tax in)

1 最終宣告(Main)
2 LAST WORDS feat. Joe Budden(Main)
3 最終宣告(inst)
4 LAST WORDS feat. Joe Budden(Inst)

AIちゃんの生歌&インタヴュー映像!!


様々なことを率直にそして真剣に語ってくれたAIちゃん。 インタヴュー映像では生歌も披露! その歌声はシンガーになるべくしてなった…という、天性の魅力を感じます!
※全ての画像と文章の無断転用を禁止します。

★オフィシャルサイト
http://www.universal-music.co.jp/defjam
――シンガーになろう…と思ったのはいつ頃?

AI :
それがですね、・・・もう覚えてないかも。小さい時、お腹にいる時からうちのバーバラ、ママが、たぶん腹の中で踊らせてたんじゃないですか。私はお腹の中で転がったり、寝て聴いてたりしてたんじゃないですかね。音楽が好きな家庭ではあったんで。

――なるほど。AIさんは英語も日本語もすごくナチュラルですよね。

AI :
L.A.で生まれて3歳から鹿児島で育ったんで、私は物心ついたときから日本語だけだったんですけど、家ではずっとママが英語だったし、英語と日本語の会話でしたね。

――で、また15歳でパフォーミング・アートスクールに入るためにL.A.へ渡って。その後にメアリーJ.ブライジのバックコーラスとか、ジャネット・ジャクソンのバックダンサーをした経験もあるんですよね?

AI :
そうですね、高校へ通ってる時に友達が、「今日ジャネットのビデオ・オーディションがあるって」って言ってて、"なんかわかんないけど行きたいな、ジャネットいたらラッキーだし…"くらいに思って行ったんだけど。振付で踊るのとフリースタイルで踊るのがあって、フリースタイルは、「今までに私達が観たこともないと思うようなことをしてください…」みたいに言われて。みんなはジャネットの曲にノッてる感じでなんかこうポップっぽいのをやってたんだけど、私はやっぱりここは面白いことをしないとって思って、いきなりきれいにターンとかしだしてバレエを踊ったんですよ。たぶんそれがウケて、あの変な子を使おう…みたいになったんだと思う。でもまさか全然受かるとは思わないから(笑)。すごくいい経験だった。

――で、今作はDef Jam Japanからのリリースとなるわけですが、「最終宣告」っていうタイトル、かなりインパクトがありました。

AI :
いや~、こゆいでしょう、「最終宣告」。でもね、ちょっと皆さん、勘違いしないでくださいね。「最終宣告」は別にそんな暗い曲じゃないですから。最終宣告をした後っていうのは、はい、なんですか? そう、出会い! ある人と別れましょう、 Good-bye みたいになって、"最終宣告"もういいわって。でも、その後にいろんな出会いや楽しいことがあって、幸せな一時を過ごして、で、自分に余裕が出てきた時に、やっと相手にも余裕が出てきて、お互いまた仲良くなれたり…。you know, だからほんとはすごいちょーノリノリな曲なんですよね、「最終宣告」。

――私が受けた曲の印象と違いました・・・。

AI :
確かに曲調はノリノリじゃないんだけど…。「最終宣告」を書いた元はひどいよ、やっぱり。それなりに最終宣告するくらいだから、もう大変でした。確かに内容はディープですよね。

――でも恋愛だけがテーマではない?

AI :
恋愛だけじゃなくて家族とかもあるし、うちの家族は大丈夫だけど、友達とか、やっぱりいろんなすごい上下関係が厳しい中で、人にいろんなこと言えないことって多いと思うのね。例えば自分があるチームに入っててなかなかやめれない、抜けれない。抜けたらなんでやめんのよってくるから、それをビビッてる自分がいる。でも、自分がそういう気持ちでしか接しられないんだったら、嘘ついてるってことだし、そういうのはもうやめて最終宣告して…みたいな。それはすごい大変なことだと思うんだ、最終宣告ってのはそれだけのことがあって言うわけだから。これを出して言葉を公開すれば、やっぱ聴く人たちの中で誰のことだろうって気づく奴もいるだろうし、もし気づいた奴が襲撃してきたら怖いよ。だけど私はこれを出しちゃったし、勇気を出して「最終宣告」出すから、みんなも勇気を出して、嫌なこととか耐えられないこととか、最終宣告しちゃっていいからみたいな。もうこれはいいでしょうっていうのを、一回閉じ込めるために「最終宣告」出して、また新たにがんばれるようにって感じです。

――今作はDef Jam Japanからの作品ということで、NYの気鋭プロデューサー、ローフィーがトラックを手掛けてますね。イントロから、曲全体のトラックもAIさんの声と雰囲気にぴったりはまってますね。

AI :
NYのローフィーの家へ行ったとき、彼が鍵盤弾いてて。で、すごいイイ音が聴こえて、「おっ、ちょっともっと弾いてよ…」みたいな感じで。そしたら、それが「最終宣告」の元だったんだけど、「そんな感じがチョー好きなんだよね。そういうのを今、歌いたい」って言ったら、ローフィーが「OK、明日作って持ってくるから」って。で、次の日にイントロとかも作って持ってきてくれて。そのイントロにやられました。それでもうタッタッタ・・っていう感じで。

――カップリングは英語ヴァージョンでリリックを入れ替えたり、ジョー・バドゥン(Def Jam傘下レーベルSpitの新人ラッパー)と共演してますね。

AI :
歌詞は単に、入れ替えた方がスワリがいいんじゃないかとか。ジョーはね、とりあえずかっこいい。私も新人だし、ジョーも新人だし、お互いに一緒にやるのはいいんじゃない、みたいな。ジョーとは共演できてすごい嬉しかったです。ローフィーは「絶対、次に一番NYで熱くなる奴だから、みんなまだ全然わかってない」とか言ってて…私もすごくそう思う。

――最後に、どんなアーティストになりたいですか?

AI :
やっぱりね、人の人生をも変えられるように、もちろんプラスにね。みんな私の歌を聴いてくれるだけじゃなくて、その後に動かせられる歌手になりたい。例えば、アップテンポのノリノリの曲を作ったとしても、みんなで一緒にチョー乗れるように作りたいし、バラードでも人を泣かせられるくらい感動できるものを作りたいし…。そういうのを自分のレコーディングの時に魂を入れながら作っていきたいですね。

取材:文●イトウトモコ

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