スターセイラーが語るオアシスの冷たい仕打ちと殺人容疑のプロデューサー、フィル・スペクター

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間もなく2ndアルバム『Silence Is Easy』を英国でリリースするStarsailorが(日本盤は先行発売済み)、同アルバムで一緒に仕事をした伝説のプロデューサーPhil Spectorや、またOasisのGallagher兄弟から受けた冷たい仕打ちについて話をした。

バンドのシンガーJames Walshは、英『Daily Mirror』紙のインタビューに答え、彼はPhil Spectorの大ファンだったものの、Spectorの娘に紹介されるまで伝説のプロデューサーと仕事が出来るなんて思ってもみなかったと話している。「彼は、俺たちは今まで彼が聴いてきた中でも素晴らしいバンドの1つだって言い続けてた。天にも昇る気持ちだったけど、一方でからかわれてるのか冗談だと思ったよ。でもBlurColdplayRadioheadみたいに何百万枚もアルバム売ってるバンドじゃなくて、俺たちを選んでくれたのは単純にうれしかった。彼の復帰作としては、そういうバンドと一緒に仕事をする方がインパクトがあっただろうから」とWalshは言う。

しかし両者の良好な関係は長くは続かなかった。その後、SpectorをクビにしたことについてWalshはこう語っている。「最初、彼は親切で素晴らしいインスピレーションを与えてくれたよ。でも休暇から戻ってきた彼は全くの別人だった。どっか他の惑星にでもいるんじゃないかと思うくらい距離感があったんだ」しかし別離は友好的なもので、「レコーディングの時、俺達は歴史に名を残してるって実感させてくれた」とも付け加えた。またSpectorが殺人容疑で逮捕されたことに「唖然とした」という。バンドがSpectorに初めて会ったのが、その数ヵ月後、殺人現場となる彼の自宅だったという。

また中流階級出身のWalshは、ファンだったOasisのGallagher兄弟から冷たい言葉を浴びせられたことも明かした。「彼らの“Definitely Maybe”は俺の人生を変えたんだ。だから<T In The Park>フェスティバルで会ったとき、そう言ったら、最初、Noelは何て答えたらいいかわからないようだった。その後Liamに“俺の兄弟に話しかけようとするな”って言われたんだ」「中流階級出身で、社会的に彼らよりちょっとラッキーだったからって退屈な人生を送ってるわけじゃない。彼らは過剰反応し過ぎだよ、俺たちのことを“有名校出身の奴ら”とか言ってさ」

Starsailorは、アルバム発売日の9月15日にロンドンのHMVでスペシャル・ライブを行ない、19日にグラスゴーからUKツアーをスタートする。

Ako Suzuki, London
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