円熟味を増した2ndアルバム『一匹狼』リリース 来日ツアー目前のアンドリュー W.K.を直撃!!

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円熟味を増した2ndアルバム『一匹狼』リリース
来日ツアー目前のアンドリュー W.K.を直撃!!


強烈な鼻血ジャケットのアルバム、パーティ野郎のロック・アンセムとなった「Party Hard」、
そして'00年代シーンに強烈に新鮮に聴こえた時代錯誤的な'80年代サウンド……
ギャグなのか本気なのかいぶかしがる間もなく、
アンドリュー W.K.
はここ日本でも短時間のうちに絶大な人気を得ていった。
そんな中、2ndアルバム『一匹狼』を8月にリリースし、
この12月には大規模なジャパン・ツアーを控えた彼に話を訊いた。


もし心境の変化があったとしたらそれは自信だと思う

ライヴ・スケジュール

アンドリューW.K. JAPAN TOUR 2003


12/9(火)宮城 Zepp Sendai
[問]キョードー東北 022-296-8888

12/10(水)北海道 Zepp Sapporo
[問]キョードー札幌 011-221-0144

12/12(金)東京 Zepp Tokyo
12/13(土)東京 Zepp Tokyo
[問]クリエイティブマン 03-5466-0777

12/15(月)愛知 ダイヤモンドホール
[問]SMCプラザ 052-265-2666

12/16(火)大阪 Zepp Osaka
[問]キョードー大阪 06-6233-8888

12/17(月)福岡 Zepp Fukuoka
[問]キョードー西日本 092-714-0159

Creativeman
http://www.creativeman.co.jp/


最新アルバム

『一匹狼』

ユニバーサルインターナショナル
UICL-1035 2,427(tax out)

1 パーティー野郎は無敵!~テーマ曲
2 パーティー大王!
3 怒!怒!怒!状況打破そして秒殺!
4 かんかんがくがく
5 オレはおまえの特効薬
6 あんたが大将!
7 魂込めたこの1曲
8 ヤラせろ!
9 バカ丸出し
10 ダ・イ・ス・キ
11 人生に一片の悔いなし
12 好き好きミュージック
13 イカす彼女に一目ぼれ(ライヴ)
14パーティー・一直線!(ライヴ)

アンドリュー W.K.オフィシャルサイト
http://www.universal-music.co.jp/
u-pop/artist/andrew/
最新情報のほかライヴ映像、イベント映像もあり


インタヴュー映像を見るにはこちら


──まずは24時間耐久サインマラソンお疲れ様でした。このサインマラソン開催の動機は? そしてやってみた感想は?
※9月後半のプロモーション来日の際、文字通り24時間のサイン会を行なった。その模様の一部は日本のオフィシャルサイトで見られる

アンドリュー W.K.:基本的にオレはファンと接することをすごく大事にしていて、ライヴ会場などでもファンに何時間もサインや握手をしてるんだ。だから、ほかの場所でもサインできるんじゃないかって思ったんだよ。純粋にファンに会いたかったのもあるし、ニュートラルな場所で会いたかったのもある。でも、あそこまで大掛かりなイベントになるとは思わなかったよ。終わった今ではすごく良い気分さ。思ってたより楽だったから、次はもっと長くやれそうかな?(笑) 気分爽快さ。

──子供のころから狼が好きだったそうですが、狼の魅力とは?

アンドリュー W.K.:すごく単純に好きだ。すごくクールな動物だと思う。結構オレの友達とか仲間うちにも狼好きが多くてね。動物としてというより、力強く、謎も多い一つの大きなものとして、その存在自体が好きなんだ。日本のアルバム・タイトルが『一匹狼』だから“Wolf”が自分を表わしているように思われがちなんだけど、そういうわけではないんだ。好きな言葉、インパクトのある言葉だから選んだ。以前ファンがオレのことを狼になぞらえたこともあるけどね。狼のことは好きだけど、自分自身の象徴ってわけじゃないんだ。

──アンドリュー W.K.に狼的な面はある?

アンドリュー W.K.:うーん、それはないと思うよ(笑)。でも人間は誰しもアニマルな面を持っている。それは魚や鳥かもしれないけど、何かに似ているんじゃないかな? 自分が狼に似てるかは置いておいて、日本の“一匹狼っていい言葉だなと思う。偶然邦題に選ばれたんだけど、英語では“ローン・ウルフ”って言うんだ。普段群れをなす動物の中で一匹で何かをやる。音楽を作ってる人間にも同じ面がある。ミュージシャンは一人の世界を持ってるけど、群れとなって、チームとなって初めてなし得ることもある。そういう意味では共通点はあると思うな。

──2ndアルバムではピアノやキーボードがフィーチャーされた曲が多かったようですが、その狙いは?

アンドリュー W.K.:1stアルバムのときも書いた曲の中にピアノの曲、キーボードの曲もいっぱいあったんだ。でも最初のアルバムということでストレートな表現、インパクトのあるサウンドを前面に押し出していった。だから、ピアノも入っていたんだけどミックスの段階でちょっと下げたりしていた。そのあとにツアーをしたときピアノを弾いている自分をファンに見てもらったり、インタヴューで自分はピアノを弾くと語ってきた。だから、そろそろやってもいいのかなって。1stのときとそんなに変わってはいないんだけど、最終段階でピアノを上げ下げしたってことかな。

──1stアルバムがスピード感のあるギターが主体だったのに対し、2ndアルバムはスケール感のある美しいメロディが多かったようです。この変化は心境の変化の表れですか?

アンドリュー W.K.:もし心境の変化があったとしたらそれは自信だと思う。実は2ndアルバムの曲は1stと同じころに書かれた古い曲が多くて、曲自体は1stのころからあったんだ。オレを単なるパーティ野郎だと思ってる人もいる。でも「Party Hard」みたいな曲でも、ただのパーティ・ソングじゃなくて、多くの人がいろいろな意味を見出してくれ、自分なりの思いをオレに伝えてくれた。そういったみんなから得たエネルギーによって前からあった曲が、よりビッグでヘヴィーでメロディックなものになっていったんじゃないかな。だから、根底にある感情は変わっていない。でも、自分はもっとできるんだ、って気持ちが反映されたんだ。

>>続きはビデオ・インタヴューで

取材・文●末吉靖永

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