コールドプレイ、故ジョニー・キャッシュのために曲を書いていた

コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンが、伝説のカントリー・シンガー、故ジョニー・キャッシュのために曲を書いていたことをバンドの公式サイトで明かした。曲は、今年９月にキャッシュが急死したため未完成のまま残っているという。

マーティンはこう話している。「ジョニー・キャッシュのために曲を作ったんだ。リック・ルービンとレコーディングを済ませ、あとは（キャッシュ）のヴォーカルを入れるだけだった。彼は、亡くなる一週間前にLAに来る予定だったんだ」

キャッシュは、９月12日、糖尿病の合併症のため71歳で死亡した。キャッシュの大ファンだったマーティンは「ホントに悲しいことだ」と付け加えている。

英国では12月８日に、キャッシュの未発表トラック64曲を集めたCDボックス・セット『Uneathed』が発売される。５枚のCDに収録された曲の大半は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやリンプ・ビズキットなどを手がけたリック・ルービンがプロデュースし、キャッシュの晩年にレコーディングされたもの。故ジョー・ストラマーとのデュエットやニール・ヤングのカヴァーなどを聴くことができる。

一方、３rdアルバムを制作中のコールドプレイは、すでに60以上の曲を書いたと話しているものの、アルバムがリリースされるのは来年の終わりになるようだ。

Ako Suzuki, London