<BARKS News Award>2014年2月度、話題の記事は“ガラパゴス化の日本音楽ビジネス”とt.A.T.u.

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毎月最も読まれたニュース記事を選出、邦楽と洋楽情報に分けそれぞれ勝手に称えるという<BARKS News Award>だが、2014年2月度で最も多くの人々に読まれた邦楽関連記事は、特定のアーティストのニュースではなく、キース・カフーンによるコラム原稿だった。

◆2月度<BARKS News Award>結果

現在の日本の音楽事情をキースの目から切り込んだ原稿で、多くの人々の間で話題となった記事となった。日本を愛し日本の音楽に並ならぬ愛情を注ぐ氏ならではの視点で、非常にわかりやすく端的に書かれた分析記事であり、賛否含めて多くの意見が飛び交うことになったものだ。ちなみにキース・カフーンは、現在アメリカ在住であるが、日本在住時は元タワーレコードの代表取締役であり、iTunes Japanのディレクター(役員)をも務めていた人物である。

●2014年2月度邦楽第1位
【キース・カフーン不定期連載】日本の音楽ビジネスの“ガラパゴス化”(2013年2月26日公開)
https://www.barks.jp/news/?id=1000100644

   ◆   ◆   ◆

さて、洋楽での最も読まれた記事は、t.A.T.u.がまた解散してしまったという残念な記事。トレヴァー・ホーンのサウンドプロデュースを元に素晴らしい作品を生み出し、高いパフォーマンス力を携えたふたりだったが、ふたりの本意としないプロデューサーのスキャンダラスな戦略に翻弄され、アーティスト生命は大きくスポイルしてしまったようだ。2011年に解散のアナウンスがあったものの、2013年にはスニッカーズのCMにふたり揃って登場し、ソチオリンピックの開会式のプレイベントでパフォーマンスを披露するという活動にスポットがあたり、t.A.T.u.復活に大きな期待が寄せられているさなかでの解散報道だった。いつしか生じてしまっていた二人の間の軋轢は、修復は不可能なのだろうか。

●2014年2月度洋楽第1位
カンバック宣言したt.A.T.u.、早くも解散(2013年2月19日公開)
https://www.barks.jp/news/?id=1000100357

<BARKS News Award>2014年2月マンスリーアワード
邦楽TOP10
1位 【キース・カフーン不定期連載】日本の音楽ビジネスの“ガラパゴス化”
2位 【インタビュー】バロック「2人体制でバロックとして活動すると決めたからこそ、もうみんなの前で隠し事はしたくない」
3位 【ライヴレポート】OLDCODEX、記録的な大雪さえも味方につけたツアー初日の快挙!
4位 東京プリン・牧野隆志、死去。2010年7月に肺線がんを公表
5位 桜井和寿(Mr.Children)×GAKU-MCプロデュースのFM802キャンペーンソング 参加アーティストが超豪華
6位 ラルクyukihiro×ドアラ=ドアラルク、カレンダー新ビジュアルに友情
7位 【イベントレポート】飲酒運転ゼロを誓う<LIVE SDD 2014>、家入レオからAAA、GENERATIONSまで
8位 【対談】後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)×ホリエアツシ(STRAIGHTENER)「10年経った今、どのバンドもやっていないアプロ─チを」
9位 【業界速報】平野歩夢選手がソチで聴いていた「Swag in my skill」
10位 桜井和寿(Mr.Children)×GAKU-MCプロデュースの「春の歌」、MV解禁日が決定

洋楽TOP10
1位 カンバック宣言したt.A.T.u.、早くも解散
2位 浅田真央選手、エキシビションナンバーは「スマイル」
3位 羽生結弦「パリの散歩道」は、ゲイリー・ムーア
4位 テイラー・スウィフト、1夜限りの「レッド・ツアー」来日公演が決定
5位 デーモン・アルバーン、NMEアワード・フォー・イノベーション受賞
6位 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、スーパーボウルでエア演奏のワケ
7位 羽生結弦選手「パリの散歩道」は、34年前のライブ音源
8位 「上を向いて歩こう」が生まれ変わって「Look At The Sky」に
9位 【ライブレポート】ザ・ローリング・ストーンズ、「ヘイ、トーキョー。また会えて嬉しいよ」
10位 <FUJI ROCK FESTIVAL'14>第1弾出演アーティスト27組一挙発表


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