【2014年をニュースで振り返る】BARKSニュースクラブ＆ダンスTOP10

2014.12.31 20:10

2014年の音楽ニュースからさまざまな出来事を振り返るBARKSの年間ランキング。ここでは、EDM関連の記事にフォーカスを当てながら、クラブ＆ダンスのTOP30をお届けしたいと思います。

◆BARKSニュースクラブ＆ダンスTOP30

2014年ランキング1位を獲得したのは、今年日本に初上陸した野外フェス＜ULTRA JAPAN 2014＞。ヘッドライナーを務めたHardwellや＜ULTRA MIAMI 2013＞で解散したSwedish House Mafiaの元メンバーSTEVE AGELLO、Afrojackら豪華DJ陣が来日し、日本中のダンスミュージック好きを熱狂させました。そして4位にも＜ULTRA JAPAN 2014＞の関連記事がランクイン。日本の大規模なフェスはロック系のものが多く、お気に入りのバンドTシャツにフェイスタオル、スニーカー、レインブーツなど機能性を重視した格好の人が大半を占めておりますが（むしろそうじゃないとイベントを快適に楽しめない）、ULTRAは都市型巨大ダンスフェスティバルと銘打たれているだけあって、会場もお台場、オーディエンスもタンクトップにショートパンツという動きやすい格好ながら、ネオンカラーを取り入れたり、フラワークラウンやカラフルなブレスレットを身に纏ったオシャレな人々が多かったのが特徴です。

5位に登場したのは、渋谷のクラブイベント＜Ray-Van＞にGLAYのHISASHI（G）が出演するというものでした。本記事はTwitterで「クラブイベントとか未知だけど行けることになった」、「早くも今年1番の衝撃に決定！」といった具合に続々反応があり、Facebookにいたっては1,292の「いいね！」が集まりました。もちろん私自身、記事を書きながらとてもビックリしたのを覚えています。2015年もクラブミュージック系以外のアーティストがさまざまなイベントに出演し、クラブに対して怖い、危険といったイメージを持っている人や、普段はあまりクラブミュージックに耳馴染みのない人が音楽の幅を広げる機会を作ってほしいと思います。

順位は飛びますが、13位にランクインしたのはコンピレーションアルバム『C-love FRAGRANCE Shiny Princess』の記事でした。こちらはももいろクローバーZ「サラバ、愛しき悲しみたちよ」やMAX「Tacata'」、CREAM「Wonderland」、SKY-HI「愛ブルーム」などが完全オリジナル音源で収録されています。コンピ系のアルバムで全曲オリジナルバージョンというのはなかなか珍しいのではないでしょうか。ちなみに、21位にランクインしたコンピ盤『J-POP de EDM神話』には、ももいろクローバー「走れ！」や尾崎豊「I LOVE YOU」、米米クラブ「浪漫飛行」など、J-POPのヒットソングをEDMバージョンでカバーした楽曲が収められています。モーニング娘。「LOVEマシーン」のEDMバージョンなんかは、ぜひ渋谷あたりのクラブで、爆音で聴きながら踊りたいものです。

ランキングにざっと目を通したときに改めて感じたのは、三浦大知やKREVAの人気の高さでした。アーティストの魅力が引き出されたインタビュー記事や、ライブの興奮が鮮明に蘇ってくるライブレポート記事は、ぜひファンの方以外にも目を通していただきたいものです。その他、ランクインには至らなかったものの、アヴィーチーの来日公演中止（https://www.barks.jp/news/?id=1000107611）も大きなニュースでした。ゆっくりと体調を整えて、2015年こそは来日してくれることを願っています。

また、ランク外の記事でいえば＜burn WORLD DJ CONTEST 2013 JAPAN＞の優勝者であるYAMATOのパフォーマンス動画（https://www.barks.jp/news/?id=1000106035）も目を引くものがありました。昨今のクラブシーンでは、MacBook片手にTraktorやSCRATCH LIVEなどPCDJ機材を使用する人が多いですが、ここで公開されている動画では、CDJ-2000NXSを4台駆使した鮮やかなプレイを披露しています。これからDJを目指したい人や、すでに現在DJとして活動している人も参考になると思うので、ぜひチェックしてみてください。

年明けには＜electrox＞が開催され、アーミン・ヴァン・ブーレンやディプロらが来日するほか、＜ULTRA JAPAN 2015＞が行われることも決定。2015年もまだまだEDMブームは続きそうです。個人的には、80年代風のディスコサウンドを彷彿とさせる楽曲がもっとシーンを賑わせて、大きなムーブメントとなってくれることを期待しています。

text by BARKS編集部（山）