アユミ、ハリン インタヴュー

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──他にそういうレコーディング中のエピソードみたいなのはある?

ハリン:これは曲とは関係ないんですけど、レコーディング中にアユミちゃんの誕生日があったんですよ。その時ケーキとプレゼントを秘密で準備してたのに、アユミちゃんが気づいちゃって……。

アユミ:そう。だってレコーディング中に人がスタジオの外に消えていくんですよ、1人1人。しかも、すごいソワソワしてるし。これは何かやってくれるんだろうなって、わかっちゃって(笑)。だからトイレにも行けなくて……。

──もしかしたらトイレにプレゼントが隠してあるかもしれないし?

アユミ:そうそう。それで鉢合わせしたら悪いじゃないですか。だからトイレもすっごい我慢してて(笑)。そしたらマネージャーさんがわざとらしく“アユミちゃん、外で誰かが呼んでるよ~”みたいなこと言って。“どうやって演技しようかなぁ”って(笑)。

──“今初めて気がついた!”みたいな演技をしたんだ?

アユミ:うん。“わあ~、全然わかんなかった~!!!”みたいな(笑)。

──アユミちゃんが演技した時、ほんとに驚いてると思った?

ハリン:はい、思ったよ(笑)。で、他の2人はプレゼントをいつのまにか渡してたのに、私は渡せなくて(=渡すタイミングを逸してしまって)。だから、家であげました。

──何をあげたの?

アユミ:下着をもらいました(笑)。その日、私だけちょっと仕事があったんで、1人遅れて帰ってきたら、家が真っ暗だったんですよ。それで電気をつけたら、お花で道が作ってあって、あれ?と思って部屋に入ったら、“おめでとうー!”って。部屋中に風船とかケーキとか、メンバーが用意してくれてて、すっごい嬉しかったですね。嬉しかったし、本当に“家族”って感じがしました。やっぱり5年も一緒にいると、いるのが当たり前みたいになってくるじゃないですか。でもそういうのがきっかけで、改めて“メンバーっていいものだなぁ”って。

──いい話だね。さてそんな、大変だったり素敵なことがあったりのレコーディングを経て完成した今作。自分達としてはどう?

ハリン:私にとっては初めてのアルバムだから、やっぱりシングルとはちょっと違う嬉しさがあるし。ここに入ってる曲って、1曲1曲ジャンルが違うから、ハッピーになったり、神秘的な気持ちになったり、いろんな気持ちを味わえる楽しさがあって、すごくいいものができたなって思います。

アユミ:私はこのアルバムが完成した時、車の中で全曲聴いたんですけど、聴くたびに、その時々の思い出とか映像とかが頭の中にブワ~っと浮かんできて。あの頃は大変だったなとか、楽しかったなとか……そう思った後に、「COLORS 4 WISHES」で締められてるから、もう本当にグッと来ちゃって。“このアルバム、イケるわ!!!!”って。

──うんうん(……などと話していたら、ハリンの携帯が鳴る。電話を掛けてきたのは、なんと韓国にいるスジンから!)

ハリン:もしもし(←電話に出るハリン)……なんかね、スジンが『電話、切らないで』って言ってるよ。

──じゃあせっかくだから、今作について一言コメントをもらいましょう!

アユミ:スジン? 『COLORS 4 WISHES』はあなたにとって、どんなアルバムになりましたか?(←インタビュアーに代わって、電話の向こうのスジンに質問してくれるアユミ)

スジン:今までの作品も全部良かったけど、このアルバムは今までSugarが活動した中で、いい曲を選んで作ったものだから、すごく思い出がいっぱいのアルバムだし、ハリンちゃんと一緒に作ったアルバムとしてはこれが初めてだから、すごく意味のあるものになったなと思います。

──ありがとうございました! しかし、なんというグッド・タイミング!

ハリン:ね! すごい偶然で、スペシャルなインタビューになったね(笑)。

取材・文●赤木まみ

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