鬼束ちひろ、約1年の沈黙を破り、野音の観客3,000人を緊張感で圧倒

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9/20(月・祝)、今年で9回目を迎えるライヴイベント<SWEET LOVE SHOWER 2004>が日比谷野外音楽堂で開催された。毎回、その年の旬のアーティストやシークレットゲストが出演することで人気のこのイベント、チケットは即日完売し、この日の野音には約3,000人が集まり立見の観客も多く見られた。

この日のトップバッターにはYUKIが登場。おかっぱ頭にレース地のミニのワンピースで会場のあちこちから「かわいい!」の声援が。新曲を含めた6曲を披露した。続いては、楽曲の激しさもさながら「だからなんなんだ~! 僕は僕のロックがやりたいんです!!」と丁寧語のMCで観客を沸かすサンボマスター、そして明るいメロディアスパンクの10-FEETが登場した。

そして、残暑厳しいこの日、少し涼しい風が出てきた5時半ごろに、シークレットゲストとして現われたのが鬼束ちひろ! 客席の「おー!」とどよめきとともにステージに現われた鬼束は、以前のイメージとは一新し、髪は黒のストレート、ステージ衣装は黒と赤のボーターに黒のミニスカート。赤い網タイツに赤いブーツ(裸足ではない!)と、パンキッシュないでたちだ。1曲目には「Smells Like Teen Sprit」(ニルヴァーナのカヴァー)を、2曲目は「King of Pain」(ザ・ポリスのカヴァー)を披露。弦楽四重奏をバックに歌い上げたこの2曲では、弦楽器のしっとりしたサウンドアレンジと、鬼束の包容力と狂喜の二面性をはらんだ歌声で独自の世界を作り出し、会場全体が緊張感いっぱいに。そして3曲目にはオリジナルの新曲「育つ雑草」を披露。こちらはカヴァー2曲とは対照的に、バンドが登場しロックアレンジの大音量ナンバー。なにかが憑依したかのような鬼束の歌う姿に一層緊張感が増し、3,000人の観客は圧倒されっぱなしだ。この3曲で鬼束のステージは終了。MCもなくあっという間だったが、観客にインパクトを与えるに十分なステージだった。

続いて、Charのステージに登場したのが2人目のシークレットゲストAI。「No Generation Gap」(Char feat. AIでリリースした新曲)やCharのライヴ定番曲「Natural Vibration」などを熱唱。この日はヒップホップのAIではなく、完全にロックシンガー! 金子マリかジャニス・ジョプリンかというくらい(ほめすぎ?)堂に入った歌いっぷりで、AIの実力と陽気さを充分に感じさせてくれた。

その後、レゲエを野音に響かせたPUSHIMがバックバンドにHOME GROWNを迎え会場を沸かせ、ラストではASIAN KUNG-FU GENERATIONが「ループ&ループ」「リライト」「君という花」など7曲を演奏。ヴォーカル後藤正文の淡々とした歌いっぷりと、ギターバンドとして熱量の高いサウンドで観客を沸かし、全8アーティストが登場したイベントは無事終了した。

この日のイベントは、スペースシャワーTVで放送される。

<15th Anniversary special TEPCO ひかり presents SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2004 SPECIAL SELECTION>
●SELECTION1
放送日:2004年11月6日(土)19:00~20:30
リピート放送:同年11/14(日)20:30~、11/25(木)26:00~、11/29(月)14:00~
●SELECTION2
放送日:2004年11月7日(日)19:00~20:30
リピート放送:同年11/20(土)20:00~、12/2(木)26:00~、12/6(月)13:00~
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