アラニス・モリセット 読者ライヴレポート&バックステージレポート!

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彼女のパワーをすべて吐き出すかのような迫力……Indyさん

照明が落ちると同時にみんな総立ちになった。待ちに待ったアラニスのライヴのスタート! 重低音が思いっきり響く。派手なライティング、クラブに来たの? と思わせるスタートだった。

今まで聞いたことのないアレンジの「Eight Easy Steps」そしてアラニスがステージに現わ
れる。

アラニス! さっき、バック・ステージで会った彼女とは別人のアラニスがいた。

伸び伸びとした歌声、前回よりも様になっているギターを弾く姿。ステージ上のアラニスは、一段と輝いていた。ハープを吹いてマイクを持ち右へ左へステージいっぱいに動きながら歌う姿は、変わらない。気づくと私も大声で一緒に歌っていた。彼女は、少し微笑みながら歌っている。私たちオーディエンスもみんな微笑みながらアラニスと同じ空間にいることを実感していた。

こんなに幸せそうなアラニスを見たのは、初めてというぐらい素敵な微笑み、そして一曲ごとに“Thank you”と私たちオーディエンスにうれしそうに言ってくれた。今回は、ニュー・アルバムからの曲ももちろん、今までのアルバムからバランスよく選曲されたセットリストとなっていた。だが、古い曲は、かなり違ったアレンジがされていたり、オリジナルを生かしつつ、新しさを取り入れ、生まれ変わっていた。

5曲目の「Head Over Feet」では、会場は手拍子で応え、それに対してアラニスもマイクを向けるなどして、さらに私たちを彼女の世界へ向かい入れてくれた。「Uninvited」や「Simple Together」のような聴かせる曲は、さすがアラニス会場中が曲に引き込まれるようにうっとりしていた。「Uninvited」では、彼女のパワーをすべて吐き出すかのような迫力を感じた。

Alanis Morissette
SO-CALLED CHAOS 2004 Japan Tour
9/28@東京国際フォーラム

1. 8 Easy Steps
2. All I Really Want
3. Knees of My Bees
4. Not The Doctor
5. Are You Still Mad
6. Head Over Feet
7. Baba
8. So Pure
9. Spineless
10. Hands Clean
11. Simple Together
12. You Oughtta Know
13. Uninvited
14. 21 Things
15. Ironic

【Encore 1】
16. Everything
17. Hand In My Pocket

【Encore 2】
18. Thank You

今回会場となった東京国際フォーラムは、アラニスの声が会場いっぱいに響き音響的にも最高だったので彼女の魅力が最大限に伝わってきた。「You Oughta Know」は、30代の女性の魅力がたっぷり加わり、今までの経験がたくさん詰まった、奥の深い新しい「You Oughta Know」になっていた。私は、1曲1曲とても幸せで満たされているアラニスの姿を見て彼女の第2幕のスタートを感じた。

「Ironic」での会場へのマイク向けは、今まで私たち日本のファンがやりたかったオーディエンスの大合唱が叶えられ、日本のファンだってやるときはやるんだぞ! と彼女に伝えるように、そしてみんな今までの感動をアラニスへお返しするかのように、大きな声で合唱していた。「Ironic」が歌い終わるとアラニスはステージを去ってしまった。

「もう終わり?」と思わせるほどあっという間に感じた。

アンコールは、ニュー・アルバムから「Everything」そして「Hand In My Pocket」アラニスも今夜のライヴをまだ終わらせたくないのか、長い長いハープの演奏。私たちもそれに応えた。

再びステージに戻ってきたアラニスは、私たちにプレゼントといって、「Thank You」を歌ってくれた。THANK YOU ALANIS! 私たちもみんな心のなかでそう思っていたいただろう。本当に充実したライヴだった。終始幸せなオーラをいっぱいふりまいていたアラニスを見て、きっとそこにいた全員が幸せをもらったに違いない。本当にありがとうアラニス。私たちは、いつでもあなたが帰ってくるのを待っているから。

Reported by Indyさん

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