アウトキャスト、ローザ・パークスとの裁判で和解

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アウトキャストのアルバム『Aquemini』収録の「Rosa Parks」にて無断で名前を使用したとして、ローザ・パークスが'99年にアウトキャストに対して起こした裁判が遂に和解したと、AllHipHop.comが報じている。

ローザ・パークは'55年にアラバマ州モンゴメリーの市営バスにて座席を白人に譲らなかったとして逮捕され、その後黒人による381日間のバス乗車ボイコットが起き、公共交通機関での人種差別撤廃へと繋がっていったという、公民権運動のシンボル的存在である人物。ローザ・パーク側は「Rosa Parks」での無断での名称使用が名誉毀損と商標権の侵害に当たるとして裁判を起こし、アウトキャストと所属レコード会社のソニーBMGミュージック・エンターテイメントに50億ドル(約5400億円)以上の損害賠償などを求めていた。しかし、裁判所はアウトキャスト側に違法行為が無いことを認め、その上でローザ・パークスが果たした役割の重要性を今の若者に伝えるためのプロジェクトに協力することで合意したと伝えている。既にアウトキャストとソニーBMGミュージック・エンターテインメントによってローザ・パークスの生涯と業績をまとめた教育番組が作られ、全国の学校へのDVD配布が決定しており、更にアウトキャストはローザ・パークスのトリビュート・アルバムへ参加することにもなっているという。

なお、ローザ・パークスは'02年に老人性痴呆症と診断されており、彼女の親類は、もし彼女が痴呆でなければ「Rosa Parks」という曲を認めていただろうとして、今回の訴訟に反対していた。

K.Omae, LA
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