ローマでマドンナの磔が批判の的に

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マドンナの<Confessions>世界ツアーで、イバラの冠をかぶったマドンナが巨大な十字に磔にされる場面があるが、これがローマでカトリック教会だけでなくさまざまな宗教団体から非難を浴びている。

トニーニ枢機卿は地元紙『La Stampa Daily』に「法王の街で自らを十字架に張りつけるなど、あからさまな敵対行為。話題作りを目的とした目ざとい営利主義だ」と激しく非難。ローマのサンタ・マリア教会の牧師は「冒とくだ。趣味が悪く、挑発的」とロイター通信に話した。

またイスラム教の団体Muslim World Leagueの代表者は「マドンナがこのような行動をとるのは初めてのことではない。遺憾だ。趣味が悪い」、ユダヤ教のコミュニティは「カトリック教徒に同意する。冒とく的行為だ。それをローマでやるなど、さらにたちが悪い」とのコメントを発表している。

このマドンナのステージ・アクトは、先に行なわれたアメリカ・ツアーでもカリフォルニアの宗教団体から非難を浴びた。9月に公演が行なわれるロシアでも、物議をかもしている。

Ako Suzuki, London
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