グウェン・ステファニー、ツアーのスポンサーを失う

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グウェン・ステファニーが、北米ツアーの大型スポンサーを失った。ステファニーのせいではない。スポンサーのVerizon Wireless(ワイヤレス通信の大手)は、エイコンがサポート・アクトを務めていることに不満を持っている。

エイコンは先月、トリニダードで公演を行なった際、15歳の少女をステージに上げ挑発的な動きを披露した。ネットに掲載されているこの過激な映像を見たVerizonは、エイコンとの関係を断ち切ることに決めたようだ。Billboard.comによると、ステファニーのツアーのスポンサーを降りただけでなく、同社が展開するショップからエイコンの着メロや音楽を削除、彼をフィーチャーしたCMも中止したという。

トリニダードの公演は、ステファニーとは何の関係もなかったが、彼女はこのとばっちりをまともに受けてしまった。Billboard.comによると、ステファニー側は150~200万ドル(約1億8,000万~2億4,000万円)の契約を失った可能性があるという。

ステファニーのマネージメントは、「Verizonが手を引いたのは、驚いたしショックだ」とコメントしている。エイコンに関しては「このツアーでは、完璧なジェントルマンだ。子供たちだって見に来ている。何も苦情は受けていない」と話しており、いまのところ彼をサポートから外すつもりはないようだ。

エイコンをサポートに迎えたステファニーの<Sweet Escape>北米ツアーは、すでに始まっている。6月下旬まで続く予定だが、いまから新たなスポンサーを見つけるのは難しいのではないかと予測されている。これまでに行なわれたショウの写真を公開していたVerizonの特設サイトはすでに閉鎖された。現在のところ、ツアーは計画通り行なわれる見込みだが、その中にはVerizonの会社名が冠せられた会場(5月12日Verizon Wireless Amphitheatre、6月2日Verizon Wireless Music Centerなど)での公演もいくつかある。

Ako Suzuki, London
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