THE B-52'S、ラウドでセクシーなロックンロール

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日本では4月9日にリリースされたばかりのニューアルバム『ファンプレックス』。全米総合チャート11位に初登場した当作をもって、突然の大復活を遂げたTHE B-52'Sがインタビューに答えた。

新作を作るきっかけについて、キース・ストリックランド(ギター / ベース / キーボード)は以下のように語っている。

「1997年から継続的にツアーを行なっていたんだ。ザ・プリテンダーズやThe Go-Go'sとも回ったし、ブロンディとも。でもツアーをやるにしろ新曲のリリースが必要なのは明らかだった。ファンも待ち望んでいたしね」──キース

プロデューサーにスティーヴ・オズボーンを起用するのは簡単ではなかったらしい。

「スティーヴがプロデュースしたニュー・オーダーの『ゲット・レディ』が大好きだったんだ」──キース

さらにケイト・ピアソン(ヴォーカル)が続ける。

「でもスティーヴはKTタンストールと仕事をしていて、すぐにってわけにはいかなかったのよね。だから昔みたいにドン・ウォズやナイル・ロジャースとやるのがいいのか、他にも過去にやって良かった人を迎えるのがいいのかとか様々なプロデューサーについて話し合ったけれど、やっぱり新たなエネルギーが欲しかったの。待った甲斐があったよね」──ケイト

収録曲の「ディヴィアント・イングリーディエント」は全員で何回もジャムをしながら完成したという。ケイトは「すでに書かれた歌詞を見ずに数行付け足す、そんな感じで歌詞はメンバー間を回りまわって出来上がったのよ。シュルレアリスム時代の「エクスクイジット・コープス」(誰かが書いた絵や詩に、次に受け取った人は前のパートを見ずに次の部分を付け加えるという作業を完成まで続ける)に似ているかも」と語っている。

キースは、ニューアルバムのことを「ラウドでセクシーなロックンロールで、本当に最高だと思う」としている。
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