警察、ベイビー・シャンブルズのギグを阻止?

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2008年8月末、英ウィルトシャーでベイビー・シャンブルズをヘッドライナーに迎えたフェスティヴァルが開かれる予定だったが、地元警察からバンド出演の反対要請を受け、フェスティヴァルそのものがキャンセルされることなった。

警察は、ベイビー・シャンブルズは「曲をスピード・アップしたりスロー・ダウンすることで観客を混乱させる。それによりヒートアップした観客が喧嘩を始めることになる」との理由で安全面を懸念、裁判所にバンドの出演禁止を要求した。裁判所は警察や法廷弁護士、音楽業界の専門家と協議の上、これを認めたという。

<Moonfest>の主催者ジョン・グリーンは、ベイビー・シャンブルズの出演を踏まえたうえでフェスティヴァルの開催が許可されていたのに、警察が突然、反旗を翻したことに「失望し怒りを覚える」とコメント。「警察から、彼らはもともとドハーティが地元に住んでいること自体、快く思っていないと内密に伝えられた」と『The Guradian』紙に話している。

しかし、警察はグリーンの話を否定。彼らはドハーティ個人に反感を持っているわけではなく「市民の安全を考えだだけ」との声明を発表している。

<Moonfest>は8月29~31日の3日間開催される予定だった。ベイビー・シャンブルズの出演は1日だけだったが、主催者は全日程をキャンセルすることに決めたという。チケットは全て払い戻しされる予定。ベイビー・シャンブルズのマネージャーは、お詫びに「どこかでフリー・ギグを行なうつもりだ」とも話している。

Ako Suzuki, London
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