ポール・マッカートニー、サイン会でファンにもみくちゃに

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ポール・マッカートニーが週末(12月21日)、ロンドン/オックスフォード・ストリートのHMVストアでファイアーマンの新作『Electric Arguments』をプロモートしサイン会を開いた。会場前には多くのファンがつめ掛け、マッカートニーが車から降りた瞬間、サインを求めて彼のもとに殺到したという。それは、60年代のビートルズの姿そのものだったそうだ。

元バンド・メイトのリンゴ・スターはサインお断り宣言をしたが、マッカートニーはいまでもこういったファンとの交流を楽しんでいるという。彼はPress Associationにこう話した。「アルバムを買ってくれる人に実際会って、彼らから面白い話を聞くっていうのは何よりだよ。サインしてると“ニューヨークから到着したばかりです”なんて言われるんだ。彼女はフィラデルフィアから来たんだって。だから、僕はこういうの(サイン会)やってるんだ」

また、レコード店に足を運び懐かしい気持ちにもなったという。「いまじゃもう、あんまりレコード店は残ってないだろ。レコード店で買う人も少ない。だから、ちょっとノスタルジックだな」

マッカートニーは2時間にわたり、サインをし続けたという。マッカートニーはこれまでアイディンティティを隠し(ばれてはいたが)ファイアーマンの作品をリリースしてきたが、3枚目にして正体をあらわにした理由をこう説明してる。「これは歌詞もヴォーカルもある。だから、よりアルバムっぽくなった。僕のアルバムのひとつに近い。だから、僕がプロモーションすることにしたんだよ」

Ako Suzuki, London
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