U2、ルーフトップでサプライズ・ギグ

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金曜夜(2月27日)、U2がロンドンのオックスフォード・サーカス近くにあるBBC Broadcasting Houseの屋上でサプライズ・ギグを行なった。U2はこの日の午前中、近くのシアターでBBCラジオ1のためライヴ・パフォーマンスしているが、その後、インターネットでサプライズ・ギグがあるようだとの噂が流れていた。

その情報は正しく、ギグは午後6時45分スタート。金曜の夜の繁華街ということもあり、ギグのことを知る人、知らない人あわせ5,000人もの人たちが集まったという。BBCのスタッフによると、人々が「パブやショップから飛び出し、上を見上げてた。みんな、楽しんだようだ。叫んだり、歓声を上げていた」という。警察は周辺の道を遮断、車を迂回させており、混乱は起きなかったようだ。

バンドは、ニュー・アルバム『No Line On The Horizon』からの1stシングル「Get On Your Boots」でパフォーマンスをスタート。同じくアルバムに収録されている「Magnificent」、「Vertigo(途中、ザ・フーの「Substitute」とビートルズの「She Loves You」をはさむ)」、そして「Beautiful Day」の4曲を20分間に渡りプレイした。

ルーフトップ・ギグといえば、1969年のビートルズのパフォーマンスが思い出されるが、ゲリラ的だった彼らのものと違い、こちらはビルがライト・アップされたり、警察が協力するなど秩序立ったものだった。

しかしながら、最近のサプライズ・ギグの多くはどこかの会場で限られたファンを前に行なわれるのが常のところ、こちらは、歩いていたら突然U2のパフォーマンスがスタートしたという本当の意味でのサプライズだった。

Ako Suzuki, London
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