クリス・ブラウン、暴行容疑の判決が下る

2009年初め、当時のガールフレンドだったリアーナへの暴行容疑で逮捕されたクリス・ブラウンに判決が言い渡された。ブラウンは6月、容疑を認めていた。

その際、5年間の保護観察処分、6ヶ月（1400時間相当）の社会奉仕に従事することになるだろうと推測されたが、判事は実際には、5年間の保護観察処分とともに、社会奉仕ではなくゴミの回収や洗車などの肉体労働（180日間相当）、52週間に渡るバイオレンス・カウンセリング・プログラムへの出席、この先5年間リアーナの100ヤード（約90メートル）に近づくことの禁止、2,500ドル（約24万円）の罰金を言い渡した。

裁判所に提出された報告書によると、リアーナがブラウンの携帯電話に別の女性から届いたテキスト・メッセージを発見したのが事件の発端だったそうだ。その後、ブラウンがリアーナを車から降ろそうと、彼女の頭を窓に押し付けたり顔を殴りつけたという。

ブラウンは事件後、自らの行ないを“弁解の余地なし”と認めたうえ、リアーナに何度も謝罪したと話している。

ブラウンは11月に裁判所へ再出廷し、経過報告をしなくてはならない。

Ako Suzuki, London