コブクロ、小渕も黒田もオーディエンスも日本一

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11月28日(土)日本武道館にて、コブクロの<KOBUKURO LIVE TOUR '09“CALLING”>ファイナル公演が行なわれた。今回のツアーでは15都市34公演、27万人を動員しており、当然ながらチケットは全会場即日完売となったものだ。

◆コブクロ、小渕も黒田もオーディエンスも日本一 ~写真編~

ツアータイトルが書かれた幕が落ちコブクロの2人が登場すると、1万人の観客はいっせいに大歓声。オープニングはアルバム1曲目と同じ「さよならヒーロー」からライヴが始まった。「ライヴツアー“CALLING”本日がファイナルです!今日はツアーの完成形、今日までやってきたことを全部やりたい。最後まで全力で歌います!」と小渕。最新アルバムからの楽曲をメインに構成しつつも、インディーズ時代の楽曲や、コブクロ2人だけのアコースティックも披露した。

「To calling of love」はピンスポットに照らされた小渕のハーモニカから壮大なアレンジで演奏され、セピア色に照らされた黒田の熱唱に観客はじっと聴き入る。演奏が終わると、観客はスタンディングオベーションで拍手喝采。思わず黒田から「スタンディングオベーション…て欧米か!」とツッコミも。

ライヴ中盤には、小渕が西城秀樹のコスプレ&モノマネで「ヤングマン(Y.M.C.A)」を熱唱。32人のダンサーと共に軽快なダンスをするという黒田へのドッキリ企画もあり、コブクロならではの多様さでファンを魅了。勢いそのままに「Moon Light Party」「LOVERS SURF」「神風」とアッパーチューンで駆け抜け、「轍─わだち─」では客電がつき、小渕のギター1本で1万人の観客との大合唱。ひとりひとりの顔を確かめるようにステージの端々まで行き、会場を見つめる2人。

「今回のツアーはお客さんの表情がいつもと違う気がする。一ヵ所ずつ完成していくから、次が0から始まる。だから忘れられないツアーになりました。今日のファイナル、本当に最高でした!」と小渕が語り、本編ラストに披露されたのは最新シングル「STAY」。暗い夜が明けるよう、言葉ひとつひとつを丁寧に歌い上げる黒田の魂の熱唱に小渕の美しいハーモニーが響き、感動的なラストを迎えた。

アンコールではファンからの「ありがとうー!」の呼びかけに感無量の様子の小渕。「デビューした頃、日本一になりたいって言ってきたけど、黒田の歌にギター弾かせたら日本一だし、僕のギターで歌ったら黒田は日本一、僕らの言葉を大切に聞かせたら(お客さん)日本一でしょ!」と話すと、観客からは大きな拍手が!「ここにしか咲かない花」「時の足音」を力の限り歌い上げ、アンコールを含め全19曲を披露。ファイナル公演を締めくくった。

尚、今回の武道館公演の模様は2010年春、ライヴDVDとして発売される予定となっている。
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