Line 6からギター用デジタル・ワイヤレス・システム「Relay G50」「Relay G90」登場

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Line 6 Japanは、デジタル・ワイヤレス・システム「Relay G50」(写真:上)「Relay G90」(写真:下)を6月より順次発売する。

「Relayデジタル・ワイヤレス・システム」はストンプボックス・スタイルの製品2種と、ラックマウント可能なシステム2種をラインナップする。ストンプボックス・スタイルの「Relay G30」はヨーロッパ市場で先行発売され高い評価を受けているモデル。すでに発売済みのこの「Relay G30」に続いて、ストンプボックス・スタイルの「Relay G50 」、ラックマウント可能な「Relay G90」が国内でも発売されることとなった。

Relay G30/G50/90はいずれも、ギターに接続する電波の送信側であるトランスミッターと、アンプなどに接続する受信側のレシーバーで構成。レシーバーはそれぞれ異なるものの、トランスミッターはG50、G90で同じものとなっている。

転送は専用のVWT(Virtual Wire Transmission)技術により、幅広い周波数帯域でレスポンスを行い、優れた過渡応答とワイドなダイナミックレンジを確保。その性能は質の高いギターケーブルを使用した際と変わらないというのがウリ。10Hz~20kHzの周波数帯域に対応、高域から低域までの幅広いサウンドを生み出すことが可能だ。また、120dBのダイナミックレンジまでの極めて低ノイズにも対応するほか、さらに24ビットのアナログ/デジタル変換回路でのスタジオ仕様並みの解像度が得られる。比較対象となるアナログ・ワイヤレスシステムが50Hz~15kHz周波数応答と90dBのダイナミックレンジだったことを考えれば、その音質の優位性は明らかだろう。2.4GHz帯域使用により、アナログ・ワイヤレスシステムとの信号の干渉が回避されるほか、国や地域を問わず同じクオリティで簡単に動作させられるのもポイントだ。

ケーブル・トーン・シミュレーションも大きな特徴。アンプ側でトーン・セッティングを調整せずに、レシーバー側でトーンの切り替えが可能。Relayのサウンドをケーブルからのサウンドに合わせることができるようになっている。

対応チャンネルは、G30が6チャンネル、G50/G90が12チャンネル。通信範囲はG30が30m、G50が60m、G90が90mとなっている(視認できる直線距離)。

◆Relay G30
価格:オープン(市場予想価格 34,800円)
◆Relay G50
価格:オープン(市場予想価格 45,800円)
発売日:2010年7月予定
◆Relay G90
価格:オープン(市場予想価格 68,800円)
発売日:2010年6月予定

◆Relay Gシリーズ製品詳細ページ
◆Line 6 Japan
◆BARKS 楽器チャンネル
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