Line 6、Spider IV 15/30/75 大特集

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膨大なアーティスト・プリセット 75以上ならさらに多くの機能が

「Spider IV」ならではの機能はまだまだたくさんある。サウンドに満足できるなら15W、30Wモデルもよい選択だが、場所とお金が確保できるなら、ぜひ75W以上のモデルの購入をオススメしたい。それが膨大なアーティスト・プリセットだ。これなら、ワンタッチで憧れのアーティストのサウンドがすぐに再現できる。

あの曲のあのサウンドをワンタッチで再現! 膨大なアーティスト&ソングプリセット

75W以上のモデルのもう1つの魅力が、膨大なギタートーンのプリセット。Coheed & Cambria、Johnny Marr、Slipknotやその他大勢を含めた50の有名なギタリストとバンドが作成したシグネイチャーサウンドを含む300以上のアーティスト・プリセット、50年代~2000年代の年代別にカテゴリー分けされ、曲名で選択できるソング・プリセット200種類が面倒な操作なしでワンタッチで呼び出せるのだ。バリエーションに富んだプリセットのリストは以下のリンクから確認できる。

プリセット作成アーティスト一覧
311Albert LeeAmerican BangAs I Lay DyingAsh
Bernard ButlerBumblefootBen MoodyPat BergesonChristian Nesmith
Coheed & CambriaThe CribsDashboard ConfessionalDavid TornDeftones
DJ AshbaDonnasElbowFamily Force 5Fear Factory
Forever The Sickest KidsGreg VHawthorne HeightsJOBOJJohn Jorgenson
Julien KKevin DukesKirk PengillyKillswitch EngageLee Ritenour
Lincoln BrewsterLacuna CoilMaroon 5Johnny MarrJerry McPherson
Minus The BearMeshuggahPete AndresonPhil XPOD
Richard FortusRiggsRoyalushSteve StevensSlipknot
SpartaStone SourStavesacreTim PierceThursday
VoltoVertical Horizon

●プリセット表
http://jp.line6.com/spideriv75-120-150-hd150/tones.html

オプションのフット・コントローラーでより快適に

別売りのフット・コントローラーを用意すれば「Spider IV」のサウンドコントロールはより楽しくなる。本体との接続は付属のケーブル1本、電源供給もまかなえる。市販のLANケーブル(RJ-45)が使えるのもニクイところ。たとえ断線しても代わりがすぐ入手でいるのだ。プリセットの切り替えはもちろん、ボリューム/ワウペダルも装備。TAPテンポの設定も数回スイッチを踏むだけだ。また、本体内蔵チューナーをワンタッチで起動できるほか、チューニング状態をよりわかりやすく表示する機能も備える。1/4インチ エクスプレッション・ペダル端子によりペダルの追加も可能だ。チャンネル・スイッチ4個のシンプルな「FBV Express MkII」(全モデル対応)、フルコントロールできる頑丈な金属製スイッチ13個を備えた「FBV Shortboard MkII」(75W以上のモデルに対応)の2種類から自分のスタイルや用途に合わせて選ぼう。


プリセット・バンクの選択やエフェクトの選択、チューナー、タップ・テンポなどを
フルコントロールできる頑丈な金属製スイッチ13個を搭載する「FBV Shortboard MkII」


チャンネル・スイッチ4個、チューナー・ディスプレイを搭載する「FBV Express MkII」。
タップ・テンポ設定はA~Dのいずれかを数回踏む。
ルーパー機能の呼び出しはA+BまたはC+Dを長押し。

チューニング表示
FBVならチューニング時は音名も出るので本体よりもわかりやすい。

コラム PCとの接続可能なFBV

「FBV Express MkII」、「FBV Shortboard MkII」はUSBによるPCとの接続もサポートしている。PCと接続すれば、無料ダウンロードできる専用ソフトを使ってプリセットをエディット、バックアップを作成したり、そのプリセットをほかのユーザーと共有することも可能になる。「Spider IV」のファームウェアのアップデートもFBVを利用することになるので、ぜひいっしょに購入しておきたい。

さらに、「FBV Controlソフトウエア」(こちらも無料ダウンロード)を使えばFBVをMIDIコントローラーとして利用できるようになる。「POD Farm」などのソフトウェア・アンプシミュレーターをはじめとしたソフトウェアをコントロールする用途にも転用可能というわけだ。スイッチやペダルにMIDI CCやプログラムチェンジなどを割り当て、ハンズフリーでソフトウェアを操作するのもオツなものだ。


「FBV Controlソフトウエア」画面
FBV Shortboard MkII接続時の画面。使用ソフトにあわせて各スイッチの機能を割り当てられる。


MIDIメッセージの割り当て画面(FBV Express接続時)。
コントロールチェンジやプログラムチェンジのほか、MMCも割り当て可能。

ルーパー機能

75W以上のモデルだけに搭載されるフィーチャーの目玉がルーパー機能だ。本体の「QUICK LOOP」ボタンを押せばループの録音が即可能、重ね録りもできる。バッキングを録音、ループ再生してつつソロ演奏を加えるといった、練習やパフォーマンスに役立つ機能として使えるほか、サウンドメイキングにも有効に使える。本体を操作しながらギターもプレイするといった芸当はちょっと無理があるので、ここはオプションのフット・コントローラーFBVをいっしょに揃えたい。よりスマートにルーパー機能が使いこなせるようになる。

20種類のエフェクト&細かい設定も一目で確認できる液晶パネル

エフェクト数が20種類と格段に多いのが75W以上のモデルのアドバンテージだが、細かいパラメーターの調整でカスタマイズができるのも大きな特徴だ。パラメーターへのアクセスは、液晶パネルと専用のノブと4方向に押せるボタンにより行う。液晶はエフェクトの現在の状況がすぐわかるほか、各種設定メニューの階層も少なくたいへん使いやすい。実際に弾いた音の音程を上げ下げできる「Pitch Glide」や、6弦ギターを12弦ギターのように変えたりできるピッチシフト「Smart Harmony」といったユニークなエフェクトもこちらで設定することになる。

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