久保田、トータス、AI、JUJUなど錚々たるアーティストが認めたシンガーYURI、1stアルバム発売

ツイート

ニューヨークで久保田利伸のツアー・メンバーのオーディションで発掘され、その後バック・コーラスとしてツアーに長年帯同。近年ではトータス松本、JUJU、AI、DREAMS COME TRUE、チャカ・カーンらのライヴや作品に関わり、数多くの有名ミュージシャンたちに絶大な信頼を置かれているスーパー・シンガー、YURI。そんな彼女が満を持してキャリア初となるアルバム『LoveRespectHarmony』を1月11日にリリースした。

高校時代から歌う事の素晴らしさに目覚め、神戸でジャズ・カルテットに参加。卒業後渡米しバークリー音楽大学で声楽を専攻し、在学中には100人を超えるゴスペル隊への参加~ダイアナ・ロスやLLクールJといった大物アーティストのライヴへ学生メンバーとして抜擢されるなど様々な経験を経て来た。

「最初の数年は人種の壁を感じながら歌い続けていました、アジア人シンガーということで“どうせ歌えないだろう”という固定されたイメージもあって――」と当時を回想する。卒業後のキャリアの駆け出し時期は、ボストンでバー、結婚式の二次会など様々なところで歌い続けるタフな日々が続いたという。

そんな彼女に転機が訪れたのは、ニューヨークを拠点に活動している久保田利伸のツアー・メンバーのオーディション。手持ちの片道の旅費60ドルを持ってニューヨークへ向かい、久保田の目の前で歌うチャンスを掴み見事合格。その後はツアー・メンバーの一員として、久保田の国内ツアーに“逆輸入シンガー”という形で参加しつつ、ニューヨークでファンク・バンドを結成し、ソロ・アーティストとしても活動の幅を広げた。その後2006年には日本に活動の拠点を移し現在に至る。

そんなYURIが「自らシンガーとして自分だけにしか歌えない歌を歌おう」という信念のもと臨んだという初のアルバム『LoveRespectHarmony』は、彼女の過去10年の音楽キャリアで関わったミュージシャンたちに敬意をこめ、それぞれの代表曲をYURIがカヴァーし、オリジナルを歌う本人たちにコーラスとして参加して貰う――という一つのコンセプトから始まった。

英詞カヴァーとなった名だたるJ-popナンバーは、YURI自らが歌詞/アレンジを手掛け、本人ゆかりの実力派ミュージシャン立ちあいのもと生音を重視したサウンドで録音。ゲスト・ヴォーカルも彼女の呼びかけに、オリジナルを歌うトータス松本、AI、JUJU、久保田利伸など錚々たる面々が参加を快諾した。

アルバムのオープニング「クリア!」では、「仕事で関わる前からウルフルズの曲、そしてトータスさんの歌声が大好きだった」と明かすトータス松本をフィーチャー。本来のコンセプトだった『英語の歌詞でカヴァー』というコンセプトは、この楽曲に限っては敢えて除外し日本語の持つグルーヴ感を保つためにトータス本人に歌って貰った。

結果、英語と日本語詞が混ざりあう事でよりライヴ感溢れる共演が演出され、YURIの英語とトータスの日本語のかけあいもリハーサルで偶然アドリブから出来あがったアイディアを採用した。

プライベートでも友人であり「共に“歌バカ”という位に歌うことが好き」と称するAIとの共演曲は「My Friend」。YURIが参加したAIのツアーでオーディエンスが合唱する程の人気曲で、身を持って体感した感動から選んだ。「食事やカラオケにも行く仲」だという二人、レコーディングでは「シンガー同士お互いを理解から自然にハーモニーに生まれた」という。

プロとして音楽活動を始めて約10年来の付き合いであり「長年の憧れであり、常に音楽を追及しているスペシャルな存在」と語る久保田利伸の楽曲は「好きな曲がいっぱあり1曲じゃとまらない」ということから、久保田がゲスト・コーラスで参加した「GODDESS ~新しい女神~」と「the Sound of Carnival」の2曲を敢えて選んだ。

数年前にビルボードライヴで共演した想い出のアーティストで「ドラムも歌も上手で昔も今もシンガーだけでなくマルチなミュージシャンとしての素晴らしさを教えてくれる人」と称えるチャカ・カーン。YURIのルーツの一人という彼女の楽曲からは、NY時代からライヴ・レパートリーに加えられている「YOU GOT THE LOVE」。その他にも「最近のワンダーランドツアーへ参加し吉田美和さんの歌の素晴らしさを体感し、一方で誰でも知っているヒット曲を歌う難しさも改めて感じた」と明かすDREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE -ENGLISH VERSION-」は、敢えて声とギター一本という限り無くシンプルなスタイルで録音した。

アルバム最後には、長年原曲のアイディアがあり書き留めていたという本作唯一のオリジナル曲「IF ~english version~」。「ニューヨークを去る時に、長年親交を深めていた友人たちへ向け「またこの愛しい人たちに会えたら素晴らしいね」と、想いを綴った曲。「今後はさらにオリジナル曲をレコーディングすることもやって行きたい。10代から作曲をしていて今もどんどん創り続けている」と語る通り、今後の彼女のキャリアのプリビュー=予告編とも言える作品だ。

カヴァー作と銘打ちながらYURIのアルバム『LoveRespectHarmony』は、オリジナル楽曲を歌うアーティスト達との関わりの深さ、そして名曲の数々が生み出した現場の空気などを感じ続けて来た彼女だからこそ実現できたアイデンティティの結晶のような一枚だ。

「長年サポートとして歌い続けてきて、今後シンガーとしての自身の活動の幅をどんどん広げて行きたいし、このアルバムを通して私を知ってる人も知らない人も「歌に何か感じるものがあるね」と思ってくれると嬉しい。歌の力で人を動かすことが出来るのが夢」と語る彼女の活動に期待したい。

また、BARKSではYURIに“歌うこと”について3つの質問を投げかけたのだが、その回答からも彼女の歌に対する想いの深さが伝わってくるのではないだろうか。

――歌うときに心がけていること、意識していることはありますか?
「たとえ喉のコンディションは悪くても聞いてる人のハートに伝わる様にって思いながら歌ように心がけてます。後は、歌詞を伝えていくのもシンガーの使命と言うか仕事なので日本語でも英語でも歌詞を大事に歌う様にしてます!」

――メイン・ヴォーカルとして歌ったことで、改めて気付いたことはありますか?
「これからも更に自分の歌というものを、人生をかけて、おばあちゃんになってもずっと歌える様に追求していかなきゃいけないと思いました」

――YURIさんにとって“ハーモニー”とは?
「私のアルバムのタイトル(LoveRespectHarmony)にも「ハーモニー」という言葉を入れているんですが、私にとってのハーモニーとは平和、調和、という意味もあります。バランスという意味もあるのですが、メロディーにのせる音もある意味調和から出来るサウンドだったり、そのハーモニーを聞いた人が凄く平和を感じてくれれば、それが一周して自分にもハーモニーが帰ってくるんじゃないかと思います」

1st Album
『LoveRespectHarmony』
2012年1月11日発売
CRCP-40309 ¥2,800(tax in)
[収録曲]
●オリジナルアーティスト参加 カヴァー曲
「GODDESS ~新しい女神~」(with 久保田利伸)
「クリア!」(with トータス松本)
「奇跡を望むなら...」(with JUJU)
「My Friend」(with AI) 
●カヴァー曲
「The Sound of Carnival」(オリジナル:久保田利伸)
「The Perfect Vision」(オリジナル:MINMI)
「LOVE LOVE LOVE』(オリジナル:DREAMS COME TRUE)
「Voice」(オリジナル:MIHIRO ~マイロ~)
「YOU GOT THE LOVE」(オリジナル:CHAKA KHAN AND RUFUS)
●オリジナル曲 
「IF ~english version~」

◆オフィシャル・サイト
◆オフィシャル・ブログ
この記事をツイート

この記事の関連情報